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地域研究・文理融合論

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科目ナンバリング
  • G-AAA03 83115 LJ31
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 1-5回生
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火3
教員
  • 藤田 幸一(東南アジア地域研究研究所 教授)
授業の概要・目的  本講義のねらいは2点ある。講義の前半では、言うは易く行うは難いのが常である文理融合研究を取り上げる。具体的事例として、1つはインド・バングラデシュの地下水灌漑とエネルギー、食料生産のネクサス分析、もう1つはタイ、ミャンマー、インドの天然ゴム産業における生産、加工、流通の全過程についての、技術的、制度的、社会経済学的総合分析を取り上げる。講義の後半では、フィールドワークの過程で必要となってくる農産物の生産費・所得分析を取り上げ、さらにはそれを含む農村世帯調査法を習得する。生産費分析はそれ自体、非常に難しい理論的課題を含んでいるが、それだけに、それが真に理解できたなら、その背後に隠れている技術、制度、社会経済の間の複雑な相互関連性が理解できたことになる。本講義では、アジア各地での具体的な世帯調査法の比較検討を通じて、東アジア、東南アジア、南アジアの地域性の一端が自然に理解できるよう、配慮する。
到達目標  文理融合研究のキーワードは生態環境、技術、経済、社会、制度、政策等であり、それらの要素のディシプリンに基づく深い分析の上に、それらを統一的視点から統合することが不可欠で、実際のところ、一朝一夕に体得できるものではない。複数のディシプリンに基づく鋭い分析と、それとは異質な総合的理解が、両方、必要となってくるからだ。本講義は、具体的事例を通じて、どのような分析とその統合が必要かを学ぶ場を提供する。また地域研究では、以上のような文理融合研究を通じて到達した地域像を比較検討し、地域の個性の把握手法を学ぶ。複数の地域の個性の違いを把握することが、地域個性把握の1つの重要な方法であることを学ぶ。農産物生産費論と農村調査法の習得は、そのための1つの道具である。
授業計画と内容 1.はじめに:講義のねらいと予定
2.インド・バングラデシュの生態環境と農業:ヒンドスタン平原に焦点を当てて
3.インド・バングラデシュの地下水灌漑の拡大と灌漑水の市場取引
4.インド・バングラデシュの電力政策と地下水灌漑、食料生産
5.インド・マハーラーシュトラ州の流域管理プロジェクトと部族民社会
6.天然ゴム産業:生態環境、技術とその歴史
7.天然ゴム産業振興のための制度と政策
8.タイの天然ゴム産業
9.ミャンマー、インドの天然ゴム産業
10.農村調査法①
11.農村調査法②
12.農産物生産費論①:投入財(畜力、農業機械を含む)
13.農産物生産費論②:土地、労働、金融
14.農村世帯調査実習①
15.農村世帯調査実習②
成績評価の方法・観点 講義の合間に行う小テスト、講義(討論)への参加具合などを総合して評点する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 特になし。