産業倫理論
JA | EN
科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
配当学年 | 修士 |
対象学生 | 大学院生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 金3 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 企業の第一線で活躍している講師陣が知的財産の保護、環境経営など企業が抱える新しい社会問題について講述する。 |
到達目標 | 知的財産権のうち、特に特許権の基本的な性質を理解し、特許法というルールに基づき、発明~権利の取得~権利の活用の各段階における技術に係る者が知っておくべき基礎的事項を理解する。これらの理解を通して、自らの知財権を保護し、他人の権利を尊重する視点・意識を持てるようにする。特許調査の意味を理解し、(技術情報として)特許文献のデータベースを利用した簡単な検索ができるようにする。 企業における環境経営の基本的な取り組みを理解し、環境経営の基礎となるグローバルでかつ広範な環境規制や環境法への順守と、エコロジカル思考に基づく事業特性に合わせた独自活動の重要性を理解する。それらを踏まえて、環境が事業の基軸になる環境ビジネスなどを含め、事業経営と地球環境の両立に向けた、自らの見識を養う。 |
授業計画と内容 | 以下の課題について15週にわたって授業を実施する。 〈前半〉 「知的財産概論」として7章に分け、それぞれの概要と企業における実践の講義 第1回(日高講師)「企業の経済活動と知的財産」 第2回(日高講師)「研究開発と知的財産」 第3回(日高講師)「権利の取得と実際」 第4回(日高講師)「権利活用の実際」 第5回(糸井講師)「デザイン、ブランドに係わる知的財産」 第6回(糸井講師)「技術情報調査の重要性」 第7回(糸井講師)「技術情報調査の具体的方法」 〈後半〉 「環境経営概論」として7章に分け、それぞれの概要と企業における実践の講義 第8回(菅野講師)「環境経営の概要:企業における環境への取り組み、および今後の方向性」 第9回(菅野講師)「環境経営の支援手法:環境経営を支援する各種手法と、エコデザイン」 第10回(菅野講師)「地球温暖化防止①:気候変動問題と、工場および製品における地球温暖化防止」 第11回(菅野講師)「地球温暖化防止②:気候変動問題と、工場および製品における地球温暖化防止」 第12回(菅野講師)「資源循環:循環型社会の形成と、製品リサイクル」 第13回(菅野講師)「化学物質規制:化学物質規制の動向と、化学物質の管理」 第14回(菅野講師)「環境コミュニケーション:環境コミュニケーションの役割と実践」 |
成績評価の方法・観点 | 以下の観点から<前半>と<後半>に分けて評価する。概ね、ともに最大100点とし、<前半>50%、<後半>50%の割合で配点し、100点満点の素点で評価する。 <前半> レポート1回(90点)、全出席の場合(14点)。レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。第6回で課す検索課題(宿題)の結果、優れた検索を実施したものは、最大5点の加点を行う。 <後半> 終了後レポート1回(100点)を実施、環境経営に対する理解力(50点)と、テーマに対する提案力(50点)で評価する。出席1回に付き1点を加点する。 |
履修要件 | 特になし |
授業外学習(予習・復習)等 | <前半> 配布資料及びインターネットによる特許検索の課題を予定。 <後半> 各企業における環境経営の取り組みについては、詳しい報告書が各社のホームページに掲載されているので、事業経営と地球環境との両立に向けた企業姿勢を読み取る。 |
教科書 |
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