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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 工学研究科 建築学専攻 建築技術者倫理

建築技術者倫理

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科目ナンバリング
  • G-ENG04 8B069 LJ74
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 修士1回生
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木3
教員
  • 高野 靖(工学研究科 教授)
  • 西山 峰広(工学研究科 教授)
  • 牧 紀男(防災研究所 教授)
  • 吉田 哲(工学研究科 准教授)
  • 伊庭 千恵美(工学研究科 准教授)
授業の概要・目的 21 世紀を迎えて、科学技術の飛躍的な発展に伴い、私たちの生活は驚くほど便利で、豊かなものになっているが、その反面、科学技術の使い方を誤ると人々の生命や環境さえ破壊してしまう危険性を持っていることに留意すべきである。このことは建築技術者にも強くいえることである。
本講義では、建築技術者にはどのような倫理が求められるのかを、広く科学技術倫理・工学倫理との関連で考えると共に、建築設計、構造設計、環境・設備設計、建築生産、維持管理のプロセスにおいて、具体的に発生している倫理問題をとりあげ、具体的にどのように対処したらよいかを考えることを通して、しっかりとした倫理観と責任感を育む。インターンシップを行う学生にとっては建築設計者としての責任の重要性等、実務を行う上で必要な知識を事前に身に付ける科目としての意義を有する。
到達目標 建築技術者が備えるべき倫理と自身の行動を選択する規範を理解し,問題に遭遇したとき,正しく公正な判断を行うことができる能力を養う。
授業計画と内容 建築設計と倫理(6回)
1. NIMBY施設種類の拡張
(新しい公共的施設の出現と地域受容、立地選定の原則、公共的正当性の所在と選択ルールほか)
2. NIMBY施設の地域受入にあたってのリスクコミュニケーション-ごみ処理施設、産廃施設を中心に
(施設の立地選定過程、地域受容、リスクマネジメント・リスクコミュニケーションのあり方ほか)
3. 環境・エネルギー問題と建築倫理(建築とその再利用、環境・エネルギー問題と倫理、環境配慮と建築技術ほか)
4. 自然・建築をめるぐ思想と技術(山林資源と建築、自然に対する思想と支配、建築再利用の技術と思想ほか)

構造設計と倫理(5回)
耐震偽装問題は倫理問題を顕在化させる契機となったが、建築構造によって確保される建築の安全
・安心はきわめて重要な課題である。構造設計者には技術者倫理が強く求められる。実例の検討,ロールプレイング,およびディベートを通して,構造設計者がどのような規範の下に行動すべきか考える。
1. 生コンクリートへの加水問題(AIJ倫理委員会 e-ラーニング),人命の価値など
2. 建築基準法は最低基準?(AIJ「最低基準に関するWG報告書」)
3. 予測地震動が増大する中で,技術者は設計地震動をどのように設定すべきか.上町断層帯地震の例
4. 強度基準の設定と耐震補強にまつわる問題点(耐震等級とIs値での判定)

環境・設備設計と倫理(3回)
環境問題への対応が建築の設計・施工・運用・廃棄の各段階で大きな課題として扱われている.建物のライフサイクルコストに環境・設備設計の与える影響はかつてないほどに大きくなっている。このため環境・設備設計に携わる技術者の責任も増え,高い倫理観が求められるようになっている。ここでは環境・設備設計に関わる以下の事例や課題を通して建築技術者に求められる倫理について考える。
1. 都市空間における人や設備機器による騒音問題,その対策と課題
2. 建築における省エネルギーや地球温暖化対策の変遷,設計・施工とその課題

学習到達度の確認(1回)学習到達度の確認
成績評価の方法・観点 レポートによる。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 適宜指示する。
教科書
  • 指定しない。適宜資料を配付する。
参考書等
  • 別途指示する。