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発達科学特論III

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科目ナンバリング
  • G-EDU44 56482 LJ63
  • G-EDU44 56482 LJ12
  • G-EDU44 56482 LJ46
開講年度・開講期 2020・前期集中
授業形態 特論
配当学年 修士
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • 菊水 健史(非常勤講師)
  • 友田 明美(非常勤講師)
授業の概要・目的 本講義では、発達科学に必須の、社会行動とホルモンの関係や、認知神経科学的知見について学ぶことを目的とする
前半では、社会行動とホルモンの関係について講義する。社会行動の多くは相手との相互的な情報交換によって成り立ち、社会経験依存的に確立する。特に社会行動とホルモンの関係は、個体内における複雑なフィー ドバックシステムを用いて精巧に制御されているだけでなく、ホルモン自体も社会的環境によって大きく変動する。本講義では、ホルモンと社会行動の関連を科学的に解説し、比較哺字L類学的な見地も取り入れることで、現在まで多くが謎とされてきた社会行動とホルモンの関係を学ぶ。
後半では、“こころ”の問題解決を実現するために、脳機能イメージングや神経心理学的手法を駆使した、脳科学を基盤とする学際的アプローチについて理解することを目的とする。さらに、幼少期の環境が子どものこころの発達に及ぼす影響についても多面的に理解することを目的とする。
到達目標 ・動物が進化の過程で経てきた神経行動学の背景を学習し、それを元に社会学を捉えることができるようになる。
・ヒトの生物学的側面を捉えることで、社会におけるヒト性の問題を捉える事ができるようになる。
・社会行動におけるホルモンの効果を知ることで、社会的役割の生物学的視点を得ることができる。
・小児発達学、児童精神医学、認知神経科学の研究活動実施に必要な事項を学ぶ
・脳MR画像研究実施に必要な基礎的知識、機器使用法などをあわせて学ぶ
授業計画と内容 1.ホルモンによるこころと行動の変化
2.性の決定 オスとメスの脳
3.オスとテストステロン
4.メスとエストロゲンとプロゲステロン
5.恋愛の中枢機構
6.絆形成とオキシトシン
7.養育とオキシトシン、テストステロン
8.コルチゾールとストレス不安
9.攻撃とテストステロン、コルチゾール
10.共感、公平性
11. 脳の発育に関連したシナプスの形成過程に及ぼす養育環境の影響
12. 初期経験がつくる「こころ」と「脳」の発達および感受性期
13. 心的外傷後成長(PTG)の神経基盤
14. 脳MR画像研究実施に必要な基礎的知識、機器使用法
15.フィードバック
成績評価の方法・観点 【評価方法】平常点(コメントカードの提出 50%)およびレポート試験(登録者多数の場合は試験 50%)
【評価基準】到達目標について、教育学部・教育学研究科の成績評価基準に従って評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 【予習】参考図書のうち、いずれか1冊を読み込んでおく
【復習】参考図書内から、授業で取り上げたテーマに該当する部分を見出し、図書内で紹介されている関連情報と結びつけながら理解を深める
(わからない部分があれば、教員に積極的に質問に来てください
教科書
  • 新版いやされない傷, 友田明美, (診断と治療社),
参考書等
  • 社会の起源: 動物における群れの意味 (ブレインサイエンス・レクチャー) , 菊水健史, (共立出版),
  • 脳とホルモンの行動学―行動神経内分泌学への招待, 近藤保彦他, (西村書店),
  • 愛と分子 惹かれあう二人のケミストリー , 菊水 健史, (東京化学同人),
  • 子どもの脳を傷つける親たち, 友田明美, (NHK出版),
  • 親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる, 友田明美, (NHK出版),