コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 

教育学演習II

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-EDU43 56309 SJ47
開講年度・開講期 2020・後期
授業形態 課題演習
配当学年 修士
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水3・4
教員
  • 鈴木 晶子(教育学研究科 教授)
  • 広瀬 悠三(教育学研究科 准教授)
授業の概要・目的 前期に引き続いて、教育哲学・思想、歴史人類学に関する知識を習得するとともに、関連するテーマを定めてテキストを輪読し、その内容についてディスカッション形式で検討を行う。また、日独で進められている共同研究の成果や今後の研究の方向性についても紹介しつつ、その内容について議論する。この方針のもとに定められる今回のテーマは、「人間形成と世界」である。従来、伝統的には人間と世界との境界線を確認する営みのなかで、人間形成について語る努力がなされてきた。今日では、人間と世界は複雑に絡み合う関わりの中で、人間にとっての世界のあり方の再定義が存在論や関係論、また倫理的な位相など多様な場で試みられており、このような営みを踏まえて人間形成を新たに考察することが求められている。本授業では、こうした近年の傾向を視野に捉えつつ、教育哲学・思想、歴史人類学の手法にもとづいて「人間形成と世界」の再検討を行う。
到達目標 ・教育哲学・思想、歴史人類学に関する最新の研究動向を把握し、先行研究を批判的に読み込むことができる。
・専門的な議論の深まりに貢献する発言を行うことができる。
・当該の研究領域における知識に基づきつつ、論理、問題構成、表記等の点において研究上のオリジナリティを追究する力量を身につけることができる。
・研究発表やワークショップにおいて活動する基本的なスキルを習得することができる。
授業計画と内容 担当者がそれぞれの関心から「人間形成と世界」に関する多角的な重要文献をリストアップし、それらを読解していく。教育哲学・思想、歴史人類学の蓄積を意識しつつ、専門的な文献を選択したうえで輪読し、内容について報告し、議論し、その成果をまとめる。さらに、その成果にもとづいて、各参加者が独自の考察を発展させていく可能性を探る。
第1回 授業のオリエンテーション
第2回~第13回 「人間形成と世界」に関するテキストの検討
第14回 本授業全体に関するディスカッション
第15回 フィードバック
成績評価の方法・観点 【評価方法】専門的な研究を遂行するために必要な論理、構成、表記に関する力量について、授業中の議論への貢献度・報告レジュメおよび報告の状況(60%)、レポート作成の達成度(40%)をもとに総合的に評価する。
【評価方針】 到達目標について、教育学研究科の評価方針に従って評価する。
履修要件 教育哲学・思想および歴史的人類学に関する基礎知識をすでに習得しており、関連テキストの読解力、文献調査の方法、ゼミ(演習)における発表・報告の仕方、すでにレジュメおよびレポートの作成方法について基礎的なトレーニングを積んでいることが望ましい。
授業外学習(予習・復習)等 関連資料を参考にしつつ本演習において分担するテキストを読み進め、必要に応じてグループでの共同作業(内容の検討、発表・報告の準備、原稿の作成など)を行う。
参考書等
  • 授業担当者の研究関心を知るためには、たとえば次の文献を参照。鈴木晶子『教育文化論』放送大学出版会 2005/鈴木晶子『これは教育学ではない』冬弓舎 2006/鈴木晶子『イマヌエル・カントの葬列』春秋社 2006/鈴木晶子『智恵なすわざの再生へ--科学の原罪』ミネルヴァ書房、2013/広瀬悠三『カントの世界市民的地理教育ー人間形成論的意義の解明』ミネルヴァ書房、2017/小山虎(編)『信頼を考える―リヴァイアサンから人工知能まで』勁草書房、2018。