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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 M191017英語学英米文学(特殊講義)

M191017英語学英米文学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET20 6M191 LJ36
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水2
教員
  • 服部 典之(非常勤講師)
授業の概要・目的 ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』が決して子どもの読み物にとどまるものではなく、極めて重層的なテキストであることは文学史の常識である。本講義では、担当者の共著本である岩波書店『ガリヴァー旅行記 徹底注釈』を基に、徹底的にかつ深くこのテキストを読み解くことを目的とする。
到達目標 文学作品の読解は、文法的表面的なものだけでは不十分で、社会的状況、文学伝統、作者の韜晦など、極めて多層的な視線で読まなくてはならない。本講義では、『ガリヴァー旅行記』を例に、このような読みを試みることで、基本的及び応用的読みの鍛錬を行いたい。
授業計画と内容 第1回 題目:1章と2章の総括
『ガリヴァー旅行記』の前半の部分がどのような文化的意味を持つか、総括的に考察する。
第2回 題目:Jonathan Swift時代のイギリス文化
18世紀イギリス文化背景を講義する。
第3回 題目:3章1回
ガリヴァーが日本を含む東アジアに漂流する意味を考える。
第4回 題目:3章2回
飛ぶ島ラピュタという想像の国の風刺的意味を考える。
第5回 題目:3章3回
厳密な科学と似非科学の類似性についての考察。
第6回 題目:3章4回
ラガード学院で繰り広げられる実験の滑稽さが示すものについて考える。
第7回 題目:3章5回
この架空小説において実在の日本が描かれる意味について考える。
第8回 題目:4章1回
ガリヴァーが南太平洋に難破する意味を考える。
第9回 題目:4章2回
邂逅する相手が人間ではなく知恵のある馬である意味を風刺的観点から考える。
第10回 題目:4書3回
進化がない馬の世界がイギリス文化、広くは人間の歴史に対して投げかける意味について考える。
第11回 題目:4章4回
馬の国で飼われている醜い獣であるヤフーの存在を考える。
第12回 題目:4章5回
実はヤフーが人間の退化した姿であることが判明する意味について考える。
第13回 題目:4章6回
途方もない想像力で描かれた作品が現実を風刺する力がすさまじい意味を纏める。
第14回 題目:3章と4章の纏め
『ガリヴァー旅行記』後半が極めて風刺の力が強くなる意味と、スウィフトの人間観を纏める。
第15回 題目:3章と4章の纏め2
『ガリヴァー旅行記』の文化史的意義についての纏め 途方もない想像力で描かれた作品が現実を風刺する力がすさまじい意味を纏める。
成績評価の方法・観点  コメントペーパーを重視することもあり、出席は必須である(やむを得ない事情があるときはあらかじめ通知すること)。平常点が40パーセント、期末に書いてもらうレポートが60パーセントで授業評価を行う。
履修要件  特になし。英語で小説を読むことが好きな学生の受講を希望する。
授業外学習(予習・復習)等  あらかじめ授業で進む範囲に目を通しておいてください。
教科書
  • Gulliver's Travels, Jonathan Swift, (Oxford University Press, Reissued 2008), ISBN:978-0-19-953684-9