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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 M191005英語学英米文学(特殊講義)

M191005英語学英米文学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET20 6M191 LJ36
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 月4
教員
  • 森 慎一郎(文学研究科 准教授)
授業の概要・目的 異文化を理解するための根幹的な作業の一つが異なる文化を媒介する言語の翻訳である。本授業では、翻訳を通して英語圏の文化、社会、歴史に関する一般的な知識を習得すること、そして翻訳の実践とその際に生じる諸問題の考察を通じて、文化の多様性への関心と敬意を培い、文化間の交流・架橋の試みに伴う困難や意義を具体的に身をもって学ぶ。
到達目標 ・世界の文化の多様性や、異文化間コミュニケーションの現状と課題を理解する。
・多様な文化的背景を持った人々との交流を通じて、文化の多様性および異文化交流の意義について体験的に理解する。
・英語が使われている国や地域の歴史、社会、文化について基本的な内容を理解する。
授業計画と内容 授業計画
第1回:イントロダクション~異文化理解と翻訳
第2回:翻訳を通じた異文化との出会い~その基礎と心得、現状と課題
第3回:コミュニケーションとしての翻訳(1):異文化間架橋に伴う困難の諸側面を概観する
第4回:コミュニケーションとしての翻訳(2):英語と日本語の差異および背景となる英語圏文化と日本文化の差異のイメージをつかむ
第5回:英語的思考と日本語的思考(1):翻訳技術の必要性の背後にある英語圏と日本の言語文化的差異を理解する
第6回:英語的思考と日本語的思考(2):英語と日本語の言語構造に反映された英語圏と日本の文化的差異を理解する
第7回:異文化テクストの同化の仕方(1):英語と日本語の言語文化間の差異を踏まえた適切な距離の縮め方を探る
第8回:異文化テクストの同化の仕方(2):日本語と英語における代名詞の位置づけの違いとその言語文化的意味合いを考察する
第9回:異文化テクストの異質性の活かし方(1):訳語の統一等によって英語と日本語との根本的なずれ(ひいては異文化間の世界観のずれ)をあえて可視化し、そうした違和を異文化の異質性としてテクストに残すことの意義を考える
第10回:異文化テクストの異質性の活かし方(2):ルビ等の活用法から英語文化を日本語に同化させつつもその異質性を維持尊重するための折衷的手段を検討する
第11回:言語と文化の差異を超えて(1):言葉の意味に加えて音やリズムも翻訳に生かすという難題に取り組んでみることで、言語文化的越境の新たな可能性を探る
第12回:言語と文化の差異を超えて(2):英語の言葉遊びを日本語に置き換える方法を模索することを通じて、言語とユーモアの関係の文化間差異を検討し、その架橋の可能性を探る
第13回:翻訳の限界と可能性(1):感覚的表現、詩的表現等、文化的差異の深層に根差した難解な表現を安易な解釈を避けつつ日本語化してみることで、異文化との邂逅から生じる創造的可能性を探る
第14回:翻訳の限界と可能性(2):ここまでの実践を踏まえて翻訳を通じた異文化間コミュニケーションの限界と可能性について考察する
第15回:まとめとディスカッション:翻訳にまつわる諸問題について、留学生や外国人教員を交えて受講者全員でディスカッションを行う
成績評価の方法・観点 平常点(60%)と期末の翻訳課題(40%)を合わせて評価する。平常点は、学期を通じた授業への貢献度を評価する。期末課題については、到達目標の達成度に基づき評価する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 各回、こちらで指定した英文テクスト(短めのもの)を数名の担当者が翻訳した原稿を全員で検討するという形で授業を進めるので、翻訳担当の受講者には、翻訳原稿および翻訳の際に気になった点をまとめたメモを事前にメールで提出してもらう。他の受講者も、その回のテクストを熟読して自分なりの翻訳のイメージを形作り、担当者の翻訳について的確なコメントができるよう準備しておくこと。
教科書
  • プリントを配布する。
参考書等
  • Is That a Fish in Your Ear?: The Amazing Adventure of Translation, David Bellos, (Penguin), ISBN: ISBN:978-0241954300