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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 7231008言語学(特殊講義)

7231008言語学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET29 67231 LJ37
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水3
教員
  • 大竹 昌巳(文学研究科 講師)
授業の概要・目的 文献言語学は文献資料上の言語を対象としてその分析を行なう学問分野であり,中でも,今まで誰も読めなかった文献資料の文字システムや言語システムを解明するいわゆる「解読」はその花形である。契丹語は10~12世紀に東部ユーラシア北方に繁栄した契丹人によって使用された言語であるが,それを表記した契丹文字文献の研究は今まさに進行している「解読」の稀有な例である。
この授業では,契丹文字・契丹語の解読過程を一から解説し,文字・音韻・文法・語彙の様々な側面の解読例を示しながら契丹語解読がどこまで進展しているかを紹介する。こうした事例を通して,資料的制約のある状況下での言語研究がいかにして可能かを実践的に学ぶ。
到達目標 契丹語の解読事例を通して,文献言語を研究する上でどのようなアプローチがあり,またいかなる問題点があるかという知識を修得する。その上で,そうした知識を資料的制約のある言語に対して応用する能力を修得する。
授業計画と内容 次のようなテーマについて講じる予定である。ただし,受講者の背景や理解の状況等を考慮してテーマを一部変更する場合がある。また,重大な研究上の進展が見られた場合には随時そうした内容を取り込むので,その場合にもテーマ変更の可能性がある。

第1回 イントロダクション1(文献言語学について)
第2回 イントロダクション2(契丹人・契丹語・契丹文字について)
第3回 契丹文字の解読1(先行研究による契丹小字解読の展開と問題点)
第4回 契丹文字の解読2(契丹小字の表音原理)
第5回 契丹文字の解読3(契丹小字の文字論的特徴)
第6回 契丹語音韻の解読1(分節音の体系と比較言語学的特徴)
第7回 契丹語音韻の解読2(韻律的特徴)
第8回 契丹語文法の解読1(名詞類の文法範疇と一致)
第9回 契丹語文法の解読2(格接辞の形式と機能)
第10回 契丹語文法の解読3(動詞活用接辞の形式と機能)
第11回 契丹語文法の解読4(動詞語幹拡張接辞の形式と機能)
第12回 契丹語語彙の解読1
第13回 契丹語語彙の解読2
第14回 まとめ:契丹語解読の現段階
第15回 フィードバック
成績評価の方法・観点 平常点(30%)と期末レポート(70%)による。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 契丹語資料に限らず文献資料や記述があまり進んでいない言語資料に興味をもち,その言語・資料を読み解くための方法を考える。
教科書
  • プリントを配布する。