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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 7031018考古学(特殊講義)

7031018考古学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET27 67031 LJ38
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火2
教員
  • 向井 佑介(人文科学研究所 准教授)
授業の概要・目的 中国の墓制はおおむね戦国時代から前漢代にかけて竪穴式埋葬施設から横穴式埋葬施設へと交代し、そうした埋葬施設の変化は当時の人びとの他界観を反映したものと理解されてきた。一方、漢代に厖大な財と労力を注ぎ込んで造営された厚葬の墓は、魏晋代の3~4世紀になると規模を縮小し、薄葬化していく。しかし、5~6世紀の北朝では再び巨大な墳丘と陵園をともなう厚葬の墓が造営されるようになり、それが隋唐時代の陵墓に継承されていった。この講義では、先行する漢代と後続する隋唐以降の墓制を視野に入れながら、魏晋南北朝を中心とした時期の墓制について検討する。墓の埋葬施設の構造、墳丘や陵園・墓園などの地上施設、墓室内の装飾や副葬品に対する考古学的分析によって当該時期の墓制の変遷を整理するだけでなく、壁画の図像学的検討や関連する文献・碑刻史料の解釈を加えて、当時の人びとの観念にせまることを授業の目的とする。
到達目標 中国魏晋南北朝時代の墓制は、朝鮮三国や日本の古墳時代の墓制を理解するうえで無視することができない。鏡や帯金具など、特定の文物をめぐる交流については長い研究の歴史があり、墓の構造や空間利用についても近年ようやく研究が進みつつあるとはいえ、他界観については研究者ごとに見解が異なっている。その主な原因は、考古資料から当時の人びとの観念にせまる方法論の未熟さにあるといってよい。この講義では、考古資料の分析に加えて、同時代の文献史料と図像資料の分析を重点的におこなうことにより、物質資料から形而上の観念へとせまる方法を学ぶことを目標とする。
授業計画と内容 ①魏晋南北朝墓研究の現状と課題
②墓主図像の出現と展開
③墓制史上の漢魏革命
④曹操墓の発見
⑤墓中の神座
⑥招魂葬議の霊魂観
⑦六朝墓にみる仏教的要素
⑧鮮卑の墓と他界観
⑨北魏方山永固陵の研究
⑩北魏の壁画墓と陶俑
⑪北魏洛陽の墓葬分布
⑫東魏・北斉都城近郊の墓葬分布
⑬北朝後期の墓制と他界観
⑭隋唐時代の墓と神座
⑮唐代以降の墓と他界観
成績評価の方法・観点 平常点20%と学期末レポート80%をあわせて評価する
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 日頃から自身の専門以外のさまざまな学問分野に目を向けるとともに、学内外の博物館施設などを利用して積極的に実物資料を見学するよう努めること。
教科書
  • 毎回レジュメを配布する。