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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 6940001西洋史学(演習I)

6940001西洋史学(演習I)

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科目ナンバリング
  • G-LET26 76940 SJ38
開講年度・開講期 2020・通年
単位数 4 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 金5
教員
  • 南川 高志(文学研究科 教授)
授業の概要・目的  この授業は、ギリシア・ローマ史を中心とする西洋古代史の研究を本格的におこなう能力を養成することを目的とする。外国語で書かれた研究文献を用いて、欧米学界の水準や史資料の扱い方を学ぶとともに、欧米の研究の問題点をも理解し、受講者自身の研究の深化に繋げることを課題とする。
到達目標  西洋古代史研究に関するテーマや問題、史資料や学界の現状について、広範囲にわたる知識を確認しつつ、自身の研究課題の深化をはかるとともに、論文作成の具体的な展開を図ることが、大学院生受講者の目標である。
授業計画と内容  西洋古代史演習の具体的な課題の第1は、古代ギリシア、ヘレニズム、ローマ各時代を理解するための重要な論点について、学界の最前線を踏まえた知識を獲得することである。今年度の演習授業は、古代ギリシア、ヘレニズム、ローマ時代に構築された「歴史的世界」とはいかなるものであったのかを問うことをテーマとする。とくに、ギリシア世界もヘレニズム世界も含みこんだ「ローマ世界」について、世界の構築者としてのローマ帝国の有した機能やその変化を、政治、社会、文化、宗教などを多角的に観察しながら、「世界」の特質と歴史的意義を理解することに努めたい。

 具体的な授業計画は以下の通りである。
 第1回目に授業の内容やスケジュール、基本テキストについての説明などを行う。
第2~3回は、日本人研究者によって日本語で書かれたメインテーマに関わる論文を読み、予備知識を得る。
 第4回から、基本テキストを用いての勉強となる。ハーヴァード大学教授エンマ・デンチの近著Emma Dench, Empire and Political Cultures in the Roman World, Cambridge University Press, 2018 を読み、その内容を理解するとともに、問題点を全員で討論する。授業は、訳読ではなく、テキストを受講者全員で分担して、毎週担当者が担当分の内容紹介と問題点の指摘を行い、その後全員で検討を行う。この作業を通じて、欧米学界の研究水準を知り、同時に問題点も知ることができる。そして、史資料の利用法、研究上の課題の発見、検討の方法など研究法を受講生は学んで、その成果を自身の研究へとつなげていくのである。テキストを用いた勉強が終わった後、後期の後半からは、授業は受講者自身の個別研究報告を聞いて全員で討論する方式へと移る。通年で29回を予定。
 フィードバックについては、その時間に教員が研究室に待機し、授業内容に関わる質問に来た学生に対して解説を行う方式で実施する。
成績評価の方法・観点  平常点で評価する(分担分の報告内容だけでなく、毎回のテキスト等の理解度や普段の討論への参加の状況も重視する)。達成度については、到達目標に掲げた水準をどの程度達成できたかを目安として評価する。
履修要件 西洋古代史を専門研究分野とする大学院生の参加を授業の前提としている。
授業外学習(予習・復習)等  大学院生は、テキストの精読だけでなく、そこに引用される史料についても調査しておくこと。
教科書
  • テキストとなる研究書や論文は、第1回の授業で紹介し、授業の進行にあわせて準備する。