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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 6931016西洋史学(特殊講義)

6931016西洋史学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET26 66931 LJ38
開講年度・開講期 2020・ 後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
配当学年 1回生以上
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木1
教員
  • 小山 哲(文学研究科 教授)
授業の概要・目的 近世のポーランド・リトアニア共和国は、バルト海南岸から黒海北方のステップ地帯にかけて広がる領域を支配する複合的な国家であった。その国土は東西のキリスト教圏の境界線上に位置しており、住民のなかにはキリスト教徒以外の宗教の信徒も含まれていた。16世紀には、宗教改革の波及によって、宗派的な多様性はさらに高まった。宗教的・言語的に多様なこの地域の人びとは、どのように社会に統合され、共存していたのであろうか。また、彼らのあいだのコミュニケーションは、どのようになされていたのであろうか。この講義では、具体的な事例の考察をとおして、こうした問題を考えるための手がかりを提示したい。
到達目標 ポーランド・リトアニアにおける具体的な事例に触れることをとおして、ヨーロッパ東部の近世(16~18世紀)の社会と文化について、宗教・言語・コミュニケーションの視点からみた歴史的な特徴を理解することを到達目標とする。
授業計画と内容 以下のような内容をとりあげる予定である。
①多宗教・多言語国家としてのポーランド・リトアニア共和国(2回)
②多宗派の共和国(その1)――ワルシャワ連盟協約の成立まで(2回)
③多宗派の共和国(その2)――諸宗派共存体制の変質
④バビン共和国――貴族社会のミクロストーリア
⑤宗派化と大学の変容――イエズス会vs.クラクフ大学
⑥近世ポーランドの社会成層観(3回)
⑦多言語国家の共通語としてのラテン語
⑧ヤーシの留学――ポーランド貴族が西欧で学んだこと
⑨メルクリウシュ・ポルスキ――ポーランド語による最初の新聞
⑩恋文と新聞のあいだ――ポーランド王権のメディア戦略
⑪フィードバック
①は講義全体への導入、②~⑤は宗派、⑥は階層、⑦~⑩はコミュニケーションの視点からの事例の考察である。⑪のフィードバックについては、担当教員がオンライン上で本講義にかんする質問を受け付けるかたちで実施する。
成績評価の方法・観点 学期末に筆記試験をおこない、その結果にもとづいて成績を評価する。
論述試験によって授業の内容にかんする理解度を確認し、到達目標に照らして達成度を判定する。
履修要件 受講にあたって、言語的・歴史学的に特別な知識をもっていることを前提とはしていない。
授業外学習(予習・復習)等 配布する資料を予習・復習に用いることができる。また、授業でとりあげる時代と地域の概要を、歴史地図・年表や、ヨーロッパ近世史・東欧史の概説書などで、その都度、確認しておくと理解が深まるであろう。
教科書
  • とくに使用しない。授業内容にかかわる資料をオンラインで配布する。
参考書等
  • 授業中に紹介する