コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 
現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 6631012日本史学(特殊講義)

6631012日本史学(特殊講義)

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-LET23 66631 LJ38
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水2
教員
  • 高木 博志(人文科学研究所 教授)
授業の概要・目的 (授業の概要・目的)
2019年度に引き続き、「文化財と政治」の問題を考える。現代の文化財は、富岡製糸場などの近代化遺産、「仁徳天皇陵古墳」の呼称で世界遺産登録された陵墓、「神武東遷」の日本遺産候補などの諸問題にみられるように、密接に政治と関わっている。
明治初期の神仏分離と美術品の海外流出に続き、1880年代には「伝統文化」保存の政策の中で、フェノロサや岡倉天心の文化財保護の活動がはじまる。立憲制の形成とともに帝室博物館、東京美術学校、文化財をめぐるジャンル・等級・時代区分が成立する。この間、①国民に開かれた国宝・史跡・名勝・博物館などの文化財と、②皇室に秘匿された御物・陵墓・離宮などの私的な財産の二つの文化財の体系が成立する。そして20世紀には社会と深く関わり、アジア・太平洋戦争に至る。こうした日本の文化財のあり様を、近現代を通じて考えてゆきたい。

到達目標 注のある形式の論文が作成できる。「文化財と政治の近現代」について、授業とフィールドの両面から、理解を深める。
授業計画と内容 ・天皇制と文化財
・明治維新と桜
・廃仏毀釈と文化財の破壊
・古都奈良・京都の明治維新
・1880年代の古社寺や旧跡の保存
・明治維新と陵墓
・正倉院御物の成立
・フェノロサ・岡倉天心の活動
・ボストン美術館と日本美術
・臨時全国宝物調査、古社寺保存法
・「日本美術史」と文化財保護
・帝室博物館と古都奈良・京都
・史蹟名勝天然紀念物保存法と社会改良
・戦後改革と「史実と神話」の峻別
・世界遺産と陵墓問題

以上のテーマを授業でとりあげる。内容は変更することがある。フィードバックについては授業中に指示する。
成績評価の方法・観点 講義にかかわる自由研究のレポートによる。注のある形式。授業で指示。平常点も加味する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 京都において、「文化財と政治の近現代」に関わる巡見を希望者と行う。
教科書
  • プリントを配布する。
参考書等
  • 近代天皇制の文化史的研究, 高木博志, (校倉書房),
  • 近代天皇制と古都, 高木博志, (岩波書店),