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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5731005美学美術史学(特殊講義)

5731005美学美術史学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET09 65731 LJ34
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 金3
教員
  • 平川 佳世(文学研究科 教授)
授業の概要・目的 この講義の目的は、西洋美術史の特定の事象を取り上げて、多角的な視点から深く考察することで、美術史学の思考法や研究法を習得することにある。本年度前期は、キリスト教における画像の役割と芸術家の創意について、特に中世から近世にかけての墓碑装飾に注目し、イタリアおよび北方ヨーロッパの諸作例の具体的な分析を行いつつ、考察する。
到達目標 ・様式分析、図像分析、同時代の美術理論や古文書読解などの美術史学の方法論について、深く理解する。
・キリスト教における画像の役割と宗教画を描く際の芸術家の創意工夫について、特に墓碑装飾を中心に、見識を一層深める。
授業計画と内容 西欧では、偶像崇拝を禁止するキリスト教の基本理念にもかかわらず、宗教心をかきたて祈りを促すため、様々な機能をもった画像が発達した。本授業では、中世から近世にかけて制作された墓碑装飾に注目して、それぞれの機能と表現の在り方を理解するとともに、墓碑装飾を制作するに際して画家や彫刻家が行う芸術的創意と宗教的機能の調停の工夫について、考察する。授業は、講義形式と、受講生による討論を織り交ぜながら行う。基本的にプランに従って講義を進めるが、講義の進み具合、受講生の理解度等に応じて順序や同一テーマの回数を変えることがある。

第1回 イントロダクション―キリスト教における画像の使用
第2回 初期キリスト教時代の墓碑装飾―イタリアを中心にして
第3回 初期キリスト教時代の墓碑装飾―イタリア以外の事例を中心にして
第4回 中世の墓碑装飾―ロマネスク期の彫刻作品(聖職者の墓碑彫刻)
第5回 中世の墓碑装飾―ロマネスク期の彫刻作品(世俗権力者の墓碑彫刻)
第6回 中世の墓碑装飾―ゴシック期の彫刻作品(聖職者の墓碑彫刻) 
第7回 中世の墓碑装飾―ゴシック期の彫刻作品(世俗権力者の墓碑彫刻)
第8回 中世の墓碑装飾―絵画作品に着目して
第9回 近世初頭の墓碑装飾―北方ヨーロッパの彫刻作品
第10回 近世初頭の墓碑装飾―イタリアの彫刻作品
第11回 近世初頭の墓碑装飾―絵画作品に着目して
第12回 墓碑彫刻と墓碑画の関係について―図像プログラム
第13回 墓碑彫刻と墓碑画の関係について―肖像表現
第14回 墓碑彫刻と墓碑画の関係について―費用
第15回 まとめ
※フィードバック方法は授業中に説明します。
成績評価の方法・観点 平常点(出席状況および議論への参加など、30点)と期末レポート(70点)に関して、到達目標の達成度に基づき評価する。

・原則として、4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。
・原則として、遅刻・早退は欠席扱いとする。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 レポート作成に際しては、各自、関連する文献を読み、それに基づいて調査研究することが必要となる。そのための授業外学習には十分な時間を確保してほしい。
教科書
  • 教科書は使用しない。必要に応じて、関連資料を配布する。
参考書等
  • 図説死の文化史―ひとは死をどのように生きたか, フィリップ・アリエス, (日本エディタースクール出版部、1990年),
  • Tomb Sculpture: Four Lectures on Its Changing Aspects from Ancient Egypt to Bernini, E. Panofsky, (London, 1964/1992),
  • 死を見つめる美術史, 小池寿子, (ちくま文庫、2006年),