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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5541002宗教学(演習)

5541002宗教学(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET07 75541 SJ34
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水5
教員
  • 杉村 靖彦(文学研究科 教授)
授業の概要・目的 この十数年来、哲学や宗教が長らく根本問題の一つとしてきた死や死者という問題が、たとえば「死生学」のような新たな意匠の下で盛んにとりあげられてきたが、その際「一人称の死」「二人称の死」「三人称の死」という区分法が自明の事のように用いられてきた。それを最初に提示したのが、ジャンケレヴィッチの大著『死』(1966)である。死の三区分が便利な符牒として独り歩きする一方で、独自の用語を駆使し濃密な文章で展開されるこの著の叙述自体は、ほとんどまともに理解されていないとい言っても過言ではない。
今期の授業では、昨年度に続いて、この著の第2部「死の瞬間における死」の第4章、および第3部「死の向こう側の死」から重要箇所を抜粋して読み、ジャンケレヴィッチの独特の形而上学的思索が死の問いへと迫る仕方を精密に理解することを目指す。



到達目標 1.演習での訳読作業を通して、フランス語の哲学テクストを読みこなすための基本的な語学力を身につける。
2.演習での教員による指導を通して、哲学テクストの精密な読解方法、およびそれを自分の思索に活用するための基本的な方法を身につける。
3.ジャンケレヴィッチの重要著作の一つを教師の指導と解説の下で通読することによって、ジャンケレヴィッチ思想の根本問題とその哲学的・宗教哲学的意義を把握できるようになる。
授業計画と内容 第1回 導入
  テクストを読み進める上で必要な予備知識の解説を行う。
第2回 第2部前半までの内容紹介
  昨年度の演習で取り上げた箇所を中心に紹介する。
第3回‐14回
  ジャンケレヴィッチ『死』の第2部「死の瞬間における死」の第4章、および第3部「死の向こう側の死」から抜粋した箇所を、1回当たり2頁程度のペースで精読していく。
第15回
  読み終えた箇所全体を振り返り、疑問点等について出席者全員で討議を行う。

*フィードバックの方法は授業中に指示する。

 
成績評価の方法・観点 平常点(担当箇所の訳読・議論への参加)(50%)と学期末のレポート(50%)による。レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。
履修要件 第二外国語としてフランス語を履修していることを絶対条件とするわけではないが、フランス語初心者は、できるだけ早いうちに訳読作業を行う上で最低限必要な語学力を身につけるように努めてほしい。

授業外学習(予習・復習)等 授業前にはテクストを時間をかけて読みこみ、語学的・内容的な検討を済ませておくことが求められる。また、自らの問題関心との連関で、深く掘り下げてみたい事柄については、問いを用意してくること。
授業後には、自らの理解の不正確であった箇所を修正するとともに、既読部の内容を自分の言葉でまとめ直したり、関連文献を読み進めたりすることを通して、自らの学習に結びつけていってほしい。
教科書
  • La mort, Vladimir Jankélévitch, (Flammarion), ISBN:2081218747