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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5541001宗教学(演習)

5541001宗教学(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET07 75541 SJ34
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水5
教員
  • 杉村 靖彦(文学研究科 教授)
授業の概要・目的  『意識に直接与えられたものについての試論』(1889)は、ベルクソンの博士論文にして第一作であり、「純粋持続」の概念と共にベルクソニスムの出立点となった記念碑的著作である。
 長らくベルクソン哲学は、いわゆるフランス・スピリチュアリスムの精華と見なされ、その文脈で、宗教哲学においても重要な位置づけを与えられてきた。だが近年、新資料が続々と刊行され、新たな研究手法が次々と試みられてきた結果、ベルクソン哲学の描像は大きく変貌し、そこからこれまで想像できなかったような哲学的可能性が引き出されようとしている。
 こうした研究状況をも踏まえて、この演習では、フランス語原典の精読という枠組みを超えて、複数の日本語訳や英訳のクロスリーディングも取り入れつつ、半期で著作全体を通読する。その上で、参加者一人一人にそれぞれの関心からの文献調査や内容論評などを課すことで、研究的な読解の訓練の場としたい。






到達目標 1.演習での作業を通して、フランス語の哲学テクストを読みこなすための基本的な読解力を身につける。
2.演習での発表準備、および教員による指導を通して、哲学テクストの精密な読解方法、およびそれを自分の思索に活用するための基本的な方法を身につける。
3.ベルクソンの重要著作を教師の指導と解説の下で通読することによって、ベルクソン思想の根本問題とその哲学的・宗教哲学的意義を把握できるようになる。
授業計画と内容 第1回 導入
 テクストを読み進める上で必要な導入的説明を教員が行う。2回目以降の担当者を決める。
第2回‐14回
 ベルクソン『意識に直接与えられたものについての詩論』を1回あたり15頁から20頁のペースで読み進める。各回の担当者は、内容要約と文献調査を行った上で、もっとも注目すべき箇所について、フランス語原文を抜き出しその日本語訳を自らの手で行う。

第15回
 著作全体を振り返り、教員との質疑応答や出席者間での討議を行う。

*フィードバックの方法は授業中に指示する。
成績評価の方法・観点 平常点(担当箇所の発表、および質疑や議論への参加)による。
履修要件 第二外国語としてフランス語を履修していることを絶対条件とするわけではないが、フランス語初心者は、できるだけ早いうちに訳読作業を行う上で最低限必要な語学力を身につけるように努めてほしい。

授業外学習(予習・復習)等 授業前にはテクストを時間をかけて精読し、語学的・内容的な検討を済ませておくことが求められる。また、自らの問題関心との連関で、深く掘り下げてみたい事柄については、問いを用意してくること。
授業後には、自らの理解の不正確であった箇所を修正するとともに、既読部の内容を自分の言葉でまとめ直したり、関連文献を読み進めたりすることを通して、自らの学習に結びつけていってほしい。
教科書
  • Essai sur les données immédiates de la conscience , Henri Bergson, (PUF), ISBN:978-2130625919