コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 
現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5431002倫理学(特殊講義)

5431002倫理学(特殊講義)

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-LET06 65431 LJ34
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木2
教員
  • 林 芳紀(非常勤講師)
授業の概要・目的  スポーツ倫理学の諸問題について検討する。
 スポーツ倫理学とは、スポーツマンシップやフェアプレイ、ドーピング、暴力など、スポーツの文脈で発生する倫理的諸問題に対する哲学的探究である。本講義では、反則、スポーツマンシップ、ドーピング、ジェンダー差別などの具体的な問題を題材として、スポーツ倫理の理論構築の可能性と限界を考察する。毎回の授業では、考察の対象となるべき素材を提示し、 小グループディスカッションを実施したうえで、その結果についての講評と解説を実施する形で進める。
 なお、本講義では、主に分析哲学的な観点からスポーツ現象に接近する。そのため、諸個人の具体的なスポーツ経験を通じて人間にとってのスポーツの意味や本質を探るといった、現象学的なスポーツ観や身体論等への興味関心には応えることができない。また、ドーピングや暴力は絶対禁止といった、世間一般に広く浸透している教条的なスポーツ観をいったんは括弧に入れる姿勢が求められていることにも、注意されたい。
到達目標 ・スポーツとは何か/何であるべきかというスポーツ哲学・倫理学の中心問題をめぐる基本的な議論を理解する。
・スポーツ倫理学の具体的な諸問題に関する様々な哲学的論点を理解する。
・上記の知見を活用して、スポーツの文脈で発生する様々な倫理的問題を自ら発見・考察するための素地を養う。
授業計画と内容  以下の各項目について講義する。各項目には1週を充てる予定だが(13.のみ3週)、受講者の背景や理解の状況に応じて、適宜調整を加える可能性もある。

1. イントロダクション:スポーツ倫理とは何か、授業の進め方について
2. 反則は常に悪いことなのか?
3. スポーツにはルール遵守以上のモラルがあるのか?
4. 勝利が決定的な試合でなおも攻め続けることは悪いのか?
5. 勝利に値しない勝者はいるのか?
6. 身体に悪いからドーピングはやめるべきなのか?
7. 「ドーピングあり」のスポーツは「なし」か?
8. 男女別に競技を分けることは男女差別になるのか?
9. 本当のファンは本当の恋愛と同じくらい盲目か?
10. e-Sportsはスポーツか?
11. 大切なのは相手に勝つことより自分に勝つこと?
12. スポーツはしょせん競争?
13. 各人の関心に基づいた発表

※フィードバック方法は授業中に説明します。
成績評価の方法・観点 平常点評価(テキストの担当箇所の発表、授業内での積極的な発言、各自の関心に基づいた発表)
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 ・(教科書使用の場合)事前に必ず該当箇所を読み、予習に努めること。
・普段からマスコミ報道やウェブ上の記事にアンテナを張り、哲学的・倫理学的論点が潜んでいるスポーツの問題を探し当てること。
教科書
  • 今年度春頃に、担当者が共著者となっている一般読者向けスポーツ倫理の入門書が出版予定である。基本的にはそれを教科書として使用するつもりだが、万一開講までに間に合わなかった際には、当方で資料を用意する。