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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5331005日本哲学史(特殊講義)

5331005日本哲学史(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET05 65331 LJ34
開講年度・開講期 2020・前期集中
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • Hans Peter Liederbach(非常勤講師)
授業の概要・目的  京都学派の哲学が、西洋近代との批判的な対決を通して成立したのは周知の通りである。西田、田辺、西谷らによる西洋近代への批判は、1970・80年代に流行したポストモダンや脱構築主義を先取りしていたものだったといえよう。こうした批判は、「近代の超克」論を述べるまでもなく、西洋哲学の根底たる概念や方法が「近代」という特定の生活様式を支えた、という事実を指摘し、その生活様式の転換を志向した。しかし、2000年に登場した「多種多様な近代」論により、このような近代批判は説得力を失い、哲学的な近代論そのものが再検討されなければならなくなったと思われる。こうした視点にもとづき、和辻哲郎の倫理学を哲学的近代論の文脈に置きながら検討し、それが多種多様な近代論に寄与できうることを明らかにするのが、本講義の目的である。
到達目標  近年登場した「多種多様な近代」という、人文学の新たな動向を検討し、その動機と射程を明らかにすることにより、和辻哲郎の倫理学の文脈を理解し、日本哲学全般の現代的意義を批判的に考察するための基礎知識を身につける。
授業計画と内容 第1回ガイダンス
第2~3回「多種多様な近代と社会的想像」:S.N. EisenstadtとCh.Taylor。「哲学的近代論」:Robert B. Pippin
第4回フィードバック1
第5~9回「近代的主観性への批判」:西田と和辻。「ニヒリズムの完成としての近代」:西谷と上田
第10回フィードバック2
第11~14回「思惟と行為の規範性の問題」:カントと和辻。「relational selfとしての人間」:和辻の間柄概念をめぐって。「近代日本の社会的想像?」:和辻倫理学の現代的意義
第15回まとめ
成績評価の方法・観点  平常点とレポート。
 授業への参加(授業への熱心な取組み、問題意識を感じさせる発言等)30%、レポート70%。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等  授業内容について討議する時間を各回に設けるので、そのための準備や振り返りを各自で行い、討議の時間に持ち寄ることに務めて欲しい。
参考書等
  • ハイデガーと和辻哲郎, リーダーバッハ・ハンス=ペーター, (新書館),
  • Modernism as a Philosophical Problem, Pippin, Robert B., (Blackwell),
  • Modern Social Imaginaries, Taylor, Charles, (Duke UP),
  • ハイデッガーと日本の哲学, 嶺秀樹, (ミネルヴァ書房),