コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 
現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5331001日本哲学史(特殊講義)

5331001日本哲学史(特殊講義)

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-LET05 65331 LJ34
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水4
教員
  • 上原 麻有子(文学研究科 教授)
授業の概要・目的  本講義は、翻訳を哲学的行為と見る立場をとり、その上で日本哲学と翻訳の関係を探ることを目的とする。哲学は、翻訳なしでは西洋から近代の日本に導入されることもなかった。この場合の翻訳はいわゆる言語翻訳を意味しているが、それは哲学摂取の原動力であったと言えよう。また一方で、西田幾多郎が述べているように、翻訳には創造性という力が具わっていると思われる。講義ではこの点に注目し、翻訳の本質的な意味を明かにしながら、哲学(講義では特に、日本哲学)が、異なる文化圏に摂取され発展するという問題について検討してみたい。これは、創造的な翻訳という見方から、日本哲学を捉え直してゆく試みでもある。また、このような研究を「翻訳哲学」と名づけてみる。このような問題を考察するに当たり、サリス、デリダ、リクール、ベンヤミン、メチョニック、西田、三木の翻訳論を参照することになる。
到達目標  翻訳はいわゆる言語上の「いかに訳すか」という問題に止まるのではないということを理解する。また翻訳と哲学の深い連関について、その具体的な事態を西田幾多郎、田辺元、三木清等の哲学における概念・用語、ディスクールを通して学び、さらにそこから、日本哲学における概念、論理の内実、それらの構築過程と間文化的問題等の意義を指摘する。
授業計画と内容 以下のような課題を通して考察を深めてゆく。各課題に充てる予定の回数を、【 】内に示しておく。
① ガイダンス―趣旨説明(「翻訳哲学」の根本的な考え方について。授業計画)【1回】
② 近代の日本における西洋哲学の摂取:西周、中江兆民、福沢諭吉、井上哲次郎を例として解説【2回】
③ 翻訳の創造性:西田、三木【2回】
④ 哲学的翻訳論:サリス、デリダ、リクール、ベンヤミン、メチョニック【4回】
⑤ 西田、田辺、三木等の日本哲学の構築における言語と思想の相即的問題【4回】
⑥ まとめ【1回】(日本哲学の展開と間文化的問題、および研究の展望)
⑦フィードバック【1回】
成績評価の方法・観点 平常点50%と期末のレポート試験50%による。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 講義を参考とし、自らの研究課題について思索を深める。
教科書
  • 毎回の授業で、講義の資料(要旨・参考文献)を配付する。