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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5245004西洋哲学史〔近世〕(演習)

5245004西洋哲学史〔近世〕(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET04 75245 SJ34
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木5
教員
  • 中川 明才(非常勤講師)
授業の概要・目的 西洋近世哲学史に関する基礎的素養を身につけ、ドイツ語で書かれた原典の読解能力を高める目的で、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテの『自然法の基礎』(1796/97年)の精読を行なう。『自然法の基礎』はイェーナ大学教授時代(いわゆるイェーナ期)フィヒテの哲学体系のうち、第一哲学を補完する応用哲学の主要部門に該当する書物である。特に、他者(「私以外の他の有限な理性的存在者」)や自然、相互承認に関する議論を展開したものとしては、カントを継承するとともに、シェリングに屹立し、ヘーゲルの先駆をなすものと解される、カント以後のドイツ古典哲学の問題状況を知るための基本文献である。この授業では毎週、輪読形式でその精読を行なう。出席者はテキストを各自用意し、割り当てられた担当部分について調査・考証し、訳読を行なう。その他の出席者も必ず予習をして臨み、意見・質問を出すこととする。今回は、自由な理性的存在者同士の共同性(「法関係」)の概念の生成を論じる「第1部 法概念の演繹」を読んでいく。
到達目標 イェーナ期フィヒテの法哲学をはじめとするドイツ古典哲学の主要思想に関する適切な理解を得るとともに,各自の問題意識を養う。
授業計画と内容 第1回 イントロダクション
イェーナ期フィヒテの哲学体系構想および『自然法の基礎』「第1部」の概要を説明する。使用すべきテキスト・辞書および基本的な概説書・注釈書などを紹介し、授業の進め方と準備・発表の方法を周知する。また、出席者の担当部分を決定する。
第2回~第14回 『自然法の基礎』「第1部」の精読
「授業の概要と内容」で示した方式によって、『自然法の基礎』「第1部」を精読し、内容について討論する。読解個所の難易度と担当者の習熟度によって進度は大きく異なってくるため、毎回の予定を示すことはできないが、おおむね「哲学文庫」版テキスト(PhB 256、ドイツ語)の4ページ程度を読み進めることになる。
第15回 まとめ
精読の成果をまとめ、残された課題や疑問点について全員で議論する。切りのよいところまで読了できなかった場合、この回を補充に充てることもある。
成績評価の方法・観点 読解および討論への積極的な参加(50点)、レポート(1回、50点)により評価する。
レポートおよび個別報告については到達目標の達成度に基づき評価する。
4回以上授業を欠席した場合には、単位を認めない。
独自の工夫が見られるものについては、高い点を与える。
履修要件 精読対象のテキストはドイツ語で書かれているため、ドイツ語の基礎文法を修得していることが望ましい。
ドイツ語での読解が困難な場合は、英訳等の翻訳を適宜参照することを求める。
授業外学習(予習・復習)等 毎回、読解箇所を十分に訳読するための予習、および各自の理解・問題意識の精度を上げるための復習を行なうこと。
参考書等
  • Grundlage des Naturrechts nach den Prinzipien der Wissenschaftslehre. PhB 256, Johann Gottlieb Fichte, (Felix Meiner Verlag,1979),
  • Foundations of Natural Right, Johann Gottlieb Fichte , (Cambridge University Press, 2000),
  • Fichtes Lehre vom RechtsverhÄltnis, Michael Kahlo u.a. (Hrsg.), (Vittorio Klostermann Verlag, 1992),
  • Fichte lesen, Günter ZÖller, (frommann holzboog Verlag, 2013),