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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5236004西洋哲学史(特殊講義)

5236004西洋哲学史(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET04 65236 LJ34
開講年度・開講期 2020・前期集中
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • 鈴木 泉(非常勤講師)
授業の概要・目的  17世紀後半の哲学者スピノザの思索の意義をライプニッツの思索との関連において解明することを目標とする。スピノザとライプニッツの思索は、共にポスト・デカルトの思索として多くの共通点を有するが、他方、一元論(唯一実体説)と多元論(モナドロジー)、必然主義と最善説といった仕方で、大きく対立する面も有している。実際、若きライプニッツはスピノザ主義に一旦は近づきながらも、そこから離反することによって自らの思索を練り上げていった。さらに、スピノザ哲学の受容史は、スピノザの思索の核心がライプニッツの思索へと重ね合わされるようにして理解されてきたことを示している。
 そこで、18世紀後半のドイツにおける汎神論論争によるスピノザ受容、20世紀後半のフランスにおけるスピノザ研究の刷新、といったスピノザ受容の二つの峰におけるスピノザ理解――両者はいずれもスピノザ/ライプニッツ関係が 問題となるが――を背景としながら、ライプニッツ自身によるスピノザ受容とそこからの離反の模様に焦点をあてることによって、スピノザの思索の意義をライプニッツの思索との関連において解明したい。ライプニッツが惹かれたスピノザ、受容史においてライプニッツと重ね合わされたスピノザ、ライプニッツがそこから離反したスピノザ、というスピノザ/ライプニッツ間に存する複雑な関係を解きほぐすことによって、スピノザ哲学の特異性を浮かび上がらせる。
到達目標 近世哲学の基本的問題群を学ぶとともに、可能性と必然性という様相概念を中心とした哲学的主題を探求することを目標とする。
授業計画と内容  基本的には以下の計画に沿って進める。ただし、講義の進み具合などに応じて、扱う項目や順序等は変更する。

第1回 イントロダクション:問題の設定、授業の進め方、文献の紹介、履修上の注意
第2回~第3回 18世紀後のドイツにおける汎神論論争によるスピノザ受容
第4回~第5回 20世紀後半のフランスにおけるスピノザ研究の刷新
第6回~第7回 ライプニッツによるスピノザ受容と離反
第8回~第10回 パリ時代の草稿De summa rerumの検討
第11回~第13回 スピノザの必然主義
第14回 スピノザ/ライプニッツ問題
第15回 振り返りと総括
成績評価の方法・観点 レポートにより評価する。レポートは到達目標の達成度に基づき評価する。
また、レポートの諸条件(分量や書式など)については授業中に指示する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 適宜、事前に読むべき資料を授業中に配布する。しっかり予習しておくこと。