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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 5234001西洋哲学史(特殊講義)

5234001西洋哲学史(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET03 65234 LJ34
開講年度・開講期 2020・前期集中
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • 山内 志朗(非常勤講師)
授業の概要・目的 この講義の目的は、西洋中世哲学史における基本的概念の内実と、それが神学哲学経済思想においてどのように活用されていたのかについての基本的理解を得ることを目指す。
到達目標 聖霊論の基本的枠組みと、経済活動という具体的な生活の中で活用されていたのかを理解できるようになる。
授業計画と内容 中世において聖霊論は、三位一体論においても重要な役割を持っていたが、ヨアキム主義における終末論的、黙示録的世界観の背後において、歴史展開の原動力としても捉えられていた。また、13世紀おいては、近代的資本主義の基礎概念となる「資本・元手(capitale)」という概念が登場したが、それは「自己運動・自己発展する資本」という景気を持つものであった。この資本という概念は中世における経済倫理を考える場合に重要である。というのも、この「資本」という概念は、清貧を厳格に受けとめた聖霊派(スピリトゥアル)、特にその理論的指導者であったペトルス・ヨハネス・オリヴィによって展開されたのである。今回の講義では、三位一体論における聖霊論を踏まえて、経済理論と聖霊の関係についてオリヴィのテキストを踏まえて考察する。アリストテレスの実体論的枠組みとは異なる思想史的風景が見出されるはずである。

1.中世における聖霊論をめぐる基本的構図(2回)
2.トマス・アクィナスにおける利子否定論と公正価格論(2回)
3.フランシスコ会の教会論と聖霊論(2回)
4.オリヴィの聖霊論と経済論(8回)
5.総括(1回)
成績評価の方法・観点 質問、討論、コメントなどによる授業への積極的な参加(20点)、最終レポート(1回、80点)。


・最終レポートは必須とする。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業前には、直前の授業で指示された資料を読んでおくこと。
教科書
  • 講義資料はWEB上に掲載するので、受講者には、各自が所有する情報端末(スマートフォン、タブレット、ノートパソコン等)で資料を読むことが求められる。ただし、情報端末を所持しないなどの理由で、WEB上の資料にアクセスできない受講者には個別に対応する。
参考書等
  • 普遍論争, 山内志朗, (平凡社), ISBN: ISBN:978-4-582-76630-1
  • 天使の記号学, 山内志朗, (岩波書店), ISBN: ISBN:978-4-00-600401-9
  • Weakness of the will in medieval thought: From Augustine to Buridan, R. Saarinen, (Brill, 1994),