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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 3231002スラブ語学スラブ文学(特殊講義)

3231002スラブ語学スラブ文学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET16 63231 LJ36
開講年度・開講期 2020・前期集中
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • 髙田 映介(非常勤講師)
授業の概要・目的 問題の解決を避け、提示に徹する。このような「文学的客観性」はチェーホフの詩学の特徴として広く認められてきた。しかし、客観を可能にするテクストの具体的な仕掛けは何であるのか、十分に明らかにされたとは言えない。本講義では、チェーホフが自らの文学的客観性を語る際に科学の客観性に依拠したレトリックを用いたことに注目し、特に進化論との類縁性において具体的なテクストを検討する。その上で、チェーホフの詩学の革新性の継承のあり方を議論する。
到達目標 (1)チェーホフの詩学の基本をなす「文学的客観性」の成り立ちとテクストにおける具体的なあらわれを理解する。
(2)文学作品を読解・考察する能力を養う。
授業計画と内容 以下の各項目について講述する。各項目には、履修者の理解の程度を確認しながら、【 】で指示した回数を充てる。集中講義の特性上、各項目・小項目の講義の順序、それぞれに充てる回数は固定したものではなく、履修者の背景や理解の状況に応じて変更することも考えられる。講義の進め方については適宜、指示をして、履修者が十分な理解に至ることができるよう配慮する。集中講義の開講日時については五月初旬にKULASISを通して連絡する。

1.本講義の視座と問題意識【1回】
2.進化論について【2~3回】
  パラダイムシフトとしての進化についての「物語り」
  ロシアにおける進化論受容の実態
3.19世紀ロシアのメディア革命【4~6回】
  文芸誌から大衆的新聞・雑誌への転換
  80年代協同組合――チェーホフの登場
4.チェーホフの人物造形の手法と特徴【7~8回】
  『決闘』における人物像の変化
5.チェーホフの「累積的物語り」について【9~10回】
  『役者の最期』『イォーヌイチ』等における反復構造と結末の特徴
6.二つの「生の流れ」――自然と人間の対照【11~13回】
7.まとめと総括【14回】

《期末レポート》

8.フィードバック(方法は授業中に説明します)
成績評価の方法・観点 平常点40%、期末レポート60%で評価します。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業で扱う作品を自分でも読んでみること。
教科書
  • 必要に応じてプリントを配布します。
参考書等
  • 世界の瞬間――チェーホフの詩学と進化論, 高田映介, (水声社),