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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 1841007仏教学(演習)

1841007仏教学(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET14 71841 SJ36
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 月5
教員
  • 志賀 浄邦(非常勤講師)
授業の概要・目的 8世紀インドおよびチベットにおいて活躍した学僧シャーンタラクシタによる著作『真実綱要』とその弟子カマラシーラによる『真実綱要注』第18章「推理の考察」を講読する。本著作は独立作品でありながら,ダルマキールティの認識論・論理学の注釈書的な側面も合わせ持っている。本授業では,上記のテキストを精読することを通して,仏教徒の推理論に対して,対論者からどのような批判が投げかけられたか,また仏教徒とインド哲学諸派の論争の争点はいかなるものであったかといった問題について考察することを目的とする。当該テキストには,対論者の見解が他の論書等から忠実に引用されている場合も少なくないため,テキストの読解と同時にサンスクリット断片の収集・精査も合わせて行いたい。
 また本著作には様々な学派の見解が引用・紹介されていることから,このテキストを読み解くことを通して7~8世紀インドの思想状況を概観することができる。カマラシーラによる『ニヤーヤ・ビンドゥ前主張要約』をはじめとする他の著作や,ダルマキールティの著作に対する他の注釈書の記述とも比較しながら,本著作のインド思想史上における位置づけも試みたい。
到達目標 ・サンスクリットおよびチベット語で書かれたテキストを正確に読解することができるようになる。
・テキスト上の問題点に気付き,それを発見・指摘し的確に修正できるようになる。
・先行研究を批判的に検討した上で,独自の意見・見解を打ち出せるようになる。
・電子データをはじめとする周辺資料を駆使することにより,チベット訳テキストをサンスクリット断片と同定できるようになる。
・テキストを読解する過程で遭遇した問題に対して適切に問いを設定し,立論と論証によりそれを解決することができるようになる。
授業計画と内容 授業では『真実綱要注』第18章「推理の考察」を講読する。担当者が作成した校訂テキストを元に,先行研究等を参考にしながら,批判的に精読する。

第1~2回  仏教認識論・論理学についての概説,『真実綱要』及び『真実綱要注』に関する概説

第6~14回 『真実綱要』及び『真実綱要注』第18章の講読と解説(受講生による輪読形式)

第15回   フィードバック

※受講生と議論を交わしながら原典テキストを読み進めるという授業の性格上,授業各回の進度は異なる。
成績評価の方法・観点 平常点による。(毎時間の発表が100%)
履修要件 サンスクリット,チベット語,英語の基本的な読解能力を必要とする。
授業外学習(予習・復習)等 ・講読するテキストを事前に配布するので,その回に読む箇所を事前に精読しておくこと。
・テキスト上の問題点等について,指摘・質問できるよう準備しておくこと。
・その回に読んだ箇所について再度読み直し,授業で議論された問題点等を再度確認しておくこと。
教科書
  • その他,授業中に適宜プリントを配布する。