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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 1841004仏教学(演習)

1841004仏教学(演習)

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科目ナンバリング
  • G-LET14 71841 SJ36
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 水4
教員
  • 熊谷 誠慈(こころの未来研究センター 特定准教授)
授業の概要・目的  仏滅後100年頃に、仏教教団は保守的な上座部と革新的な大衆部とに分裂したとされる。それからさらに18とも20ともいわれる様々な学派が生じるにいたった。上座部系の主要な勢力の1つに説一切有部が存在する。チベット仏教文化圏においては、説一切有部、経量部、瑜伽行唯識学派、中観派をインド仏教の四大学派とみなし、説一切有部の代表的作品をヴァスバンドゥ著Abhidharmakosa(倶舎論)とみなしている。Abhidharmakosaは、真諦や玄奘により漢訳され、7世紀には日本に伝わり倶舎宗が形成され、近代にいたるまで伝統仏教各派により基礎教学として広く学習された。したがって、Abhidharmakosaは、インドから東北アジア、東アジアに広く影響を与えた著作であるといえよう。
 本授業ではAbhidharmakosaの第一章(界品)およびその自注を精読する。同章では、人間存在の構成要素である五蘊、さらには認識の構成要素である十二処、十八界といった、仏教の基礎的な理論が説明される。同章を精読することで、とりわけ仏教の伝統的な「こころ観」について概観し理解を深めることを目標とする。
 本授業はサンスクリット語文献の精読に基づいて行うため、受講者はすでにサンスクリット語を習得していることが望ましい。さらに、チベット語訳および漢訳も適宜参照することから、チベット語および漢文についても一定の読解技術が要求される。ただし各言語でのテキストを読めない場合でも、授業中に提示する日本語訳にもとづいて、各自の専門分野の知識をバックグラウンドとして議論に加わるという形式での参加も認める。

到達目標 古典サンスクリット語文献を原典で精読しながら、思想を体系的に整理することを目標とする。
授業計画と内容 初回はAbhidharmakosaのイントロダクションを行う。
第2回~第15回は、Abhidharmakosaの精読・分析を行う。適宜、仏教の宗義書も精読し比較考察する。
成績評価の方法・観点 成績評価は、平常点に基づいて行う。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 配布資料を事前に参照し、文献を事前に精読してくること。
教科書
  • テキストおよび資料については適宜授業中に配布する。