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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 1831006仏教学(特殊講義)

1831006仏教学(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET14 61831 LJ36
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 木5
教員
  • 室寺 義仁(非常勤講師)
授業の概要・目的  前期授業で扱ったテキスト箇所の解読内容との吟味を行いつつ、継続して、当該テキストを精読する。併せて、ブッダは瞑想実践中に一切世界の有情/衆生を個々に見定めたとき、悲しみ(カルナー)の極みに至り、あらゆる生き物が苦しみから脱(のが)れてあれかしとの思願を発する。後に、「大悲」(マハーカルナー)という用語で語り継がれて、大乗仏教徒たちの理想像である「菩薩」の思願と重ね合わされるようになる。この「大悲」について、大乗の初期経典やアビダルマの諸論書、並びに、瑜伽行派と中観派の諸論書における捉え方を比較しながら、思索を深めて行く。
 なお、学位論文の作成を目指している受講者の希望に応じて、その研究対象テキストを精読することも考える。
到達目標  サンクリット原典テキスト、並びに、チベット訳・漢訳の翻訳テキストに対する文献学的分析手法を習得すること。
授業計画と内容  基本的に下記の項目内容に沿った形で、まず、ブッダ瞑想中の悲しみの思願、そして、「大悲」についての経典伝承と論書での捉え方の概要を講義し、次いで、テキストの精読へと進む。
1.「大悲」について
  (1) パーリ・ニカーヤに伝わる「悲しみ」の思願と、アビダルマの教義解釈
  (2) 大乗の初期経典における「大悲」の捉え方
  (3) 大乗の諸論書における「大悲」の捉え方
2. 以下、第4回から第15回は、『サンガベーダヴァストゥ』のギルギット写本を、前期講読箇所に引き続き、チベット訳・漢訳の仏伝と比較吟味しながら精読して行く。
 ただし、受講生諸君の希望により、論文遂行に当たっての作業中テキストの提示がある場合、当該テキストを精読することとする。
成績評価の方法・観点 平常点。
各授業での講読担当者を予め定めて発表してもらいます。
テキスト解読に対する緻密・正確度をもって評価します。
履修要件 サンスクリット語、パーリ語、古典チベット語を履修済みであること。
授業外学習(予習・復習)等  授業では講読担当者を予め定めて発表してもらいますが、担当者以外も自らサンスクリット・原典テキスト、並びに、比較吟味すべきチベット訳や漢訳も併せて読み比べ、予習した上で、授業に臨むこと。
教科書
  • テキストは、適宜、コピー配布します。