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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 1531007中国哲学史(特殊講義)

1531007中国哲学史(特殊講義)

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科目ナンバリング
  • G-LET12 61531 LJ36
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 特殊講義
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火4
教員
  • 船山 徹(人文科学研究所 教授)
授業の概要・目的  漢字仏教語(仏教漢語)は中国と日本の仏教思想史の発展を知るための基本である。
 中国の仏教徒は,サンスクリット語原典を逐一比較することなく,専ら漢語で仏教を理解した。その結果,仏教漢語を理解する際に,インド本来の語義に加え,漢語特有の中国的解釈法を重ね合わせ,一語を二重三重に解釈して,意味や思想に幅を持たせる重層的効果を実現した。
 この授業では,漢語に基づく仏教理解が,インド文化から何を継承し,中国でいかなる独自の展開を遂げたかを,基本的仏教語の語義を原文をもとに解明する。このことは仏教という外来文化を理解するための文化的・言語的・学術的背景を知ることにも役立つ。
到達目標 一,仏典漢訳史(仏典漢訳の歴史的変異)の概略を理解する。
二,仏教漢語を伝統漢語と訳語の二面から扱うための方法論を身に付ける。
三,仏教漢語を上記二面から扱い,適切な現代語訳を作り,漢語仏典の読解力を向上させる。

あわせて以下3点を習得する。
1.大蔵経に関する知識と使用上の留意点
2.仏教漢文の訓読法
3.電子化された一次資料の使い方
授業計画と内容 第1回:前期に学んだことを整理し,後期の内容と目標を説明する
第2回:仏教漢語「自性」と「自体」の原典と現代語訳その1
第3回:仏教漢語「自性」と「自体」の原典と現代語訳その2
第4回:仏教漢語「自性」と「自体」の原典と現代語訳その3
第5回:仏教漢語「自性」と「自体」の原典と現代語訳その4
第6回:仏教漢語「五陰」と「五蘊」の原典と現代語訳その1
第7回:仏教漢語「五陰」と「五蘊」の原典と現代語訳その2
第8回:仏教漢語「天竺」と「天語」「人語」の原典と現代語訳その1
第9回:仏教漢語「天竺」と「天語」「人語」の原典と現代語訳その2
第10回:仏教漢語「梵語」原典と現代語訳
第11回:仏典漢訳から生まれた新漢字その1
第12回:仏典漢訳から生まれた新漢字その2
第13回:仏教漢語「開士」の原典と現代語訳
第14回:仏教漢語「悉檀」──音と意味を同時に表す音写語は仏典にあるか?
第15回:総括:仏教漢語の語義解釈
成績評価の方法・観点 平常点(原文講読を担当する。積極的に意見と質問を出す)
自らの疑問や調べた内容を授業中に示し、出席者たち全員で意見交換してほしい。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 予習:
配布資料を基にして,授業で精読する箇所を下読みし,自分自身の訳を準備する。
参考書等
  • 仏典はどう漢訳されたのか:スートラが経典になるとき, 船山徹, (岩波書店,2013), ISBN: ISBN:978-4-00-024691-0