コンテンツに飛ぶ | ナビゲーションに飛ぶ

  • 日本語
  • English
 
現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 文学研究科 日本語授業 1341004国語学国文学(演習)

1341004国語学国文学(演習)

JA | EN

科目ナンバリング
  • G-LET10 71341 SJ36
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 演習
対象学生 大学院生
使用言語 日本語
曜時限 火4
教員
  • 奥野 久美子(非常勤講師)
授業の概要・目的 文学作品を「読める」状態にするために必要なのは、本文校訂と注釈である。芥川龍之介の作品の場合、丁寧な校訂と注釈がなされた全集(岩波書店『芥川龍之介全集』全24巻)が既にあるが、その第22巻に収められている未定稿には、後記による概説はあるものの、注釈は付されていない。そこには、発表された完成作品の草稿とみられるものも、全く発表されなかった未定稿も収められている。この演習では、同全集第22巻の中から、受講生がそれぞれ研究したい未定稿を選び、自身で校訂と注釈、および解題をつける作業を行う。その研究過程と授業での発表、および全体討議と再調査を通じて、読めなかったものを読めるようにしてゆく近代文学研究の面白さ、および、文学作品を後世に残すために必要な基礎研究の重要性を学び、身につけることを目的とする。
到達目標 ・近代文学研究の基礎を実践により身につける。
・一般読者の目には触れない未定稿、草稿類の研究により、作品をその成り立ちや背景に遡って考究することの重要性を学ぶ。
・自らの研究成果を、レジュメの作成および口頭での説明によって、限られた時間でわかりやすく伝える方法を工夫し、実践により習得する。
・他の受講生の発表を聴き、要点をつかみ、疑問点を整理して問題提起する能力を習得する。
授業計画と内容 第1回 ガイダンス(1)
    授業内容と調査研究方法について、および発表の順番決め
第2回 ガイダンス(2)
    芥川龍之介の未定稿・草稿について、および各自の担当作品を選定
第3~14回 芥川龍之介未定稿作品(全集第22巻所収)の研究と発表・討議
    受講生が各自で選んだ作品について、校訂・注釈・解題を中心とする研究発
    表を行う。発表者以外の受講生は、発表内容を聞き、疑問点や問題点を指摘
    し、全体討議を行う。発表者は再調査のうえ翌週に補足発表を行う。一人
    (一作品)あたり授業約1回と3分の1程度を使う予定であるが、発表内容や
    進捗状況により、スケジュールを適宜調整する。
第15回 まとめ
    全体をふりかえり、残された疑問点などについて、全員で再度討議、考察す
    る。第14回までの授業の進捗状況によっては、この回を発表や補足発表にあ
    てることもある。
    
成績評価の方法・観点 発表内容(70点)、討論への積極的な参加姿勢(30点)により評価する。
5回以上授業を欠席した場合は、優れた発表や積極的な討議への参加をしていても、単位を認めない。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 ・発表の準備には、最低でも2週間程度を要する。担当が決まり次第、早めに準備にとりかかること。準備の手順については授業で指示する。
・自らの発表以外の時にも、対象作品や関連資料については授業までに下読みをして、疑問点を整理しておくこと。
・討議によって出された課題については、発表者もほかの受講生も、授業後に整理して次回までに調査や考察をしておくこと。
教科書
  • 芥川龍之介全集第22巻, 芥川龍之介, (岩波書店), ISBN:9784000919920