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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 農学部 食料・環境経済学科 食農倫理論

食農倫理論

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科目ナンバリング
  • U-AGR04 3D320 LJ82
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 3回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 木1
教員
  • 秋津 元輝(農学研究科 教授)
  • 辻村 英之(農学研究科 教授)
  • 鬼頭 弥生(農学研究科 講師)
授業の概要・目的 農業は食を通じて人間の生命維持に深く関わる。本授業は、そうした農と食に要請されるあるべき姿について、近年に拡大しつつある倫理研究の視点を応用しながら、農と食の両側から考えることにある。農の倫理は国家や資本からの作用に大きく影響を受ける。そこで、農業・農民の倫理を考えるにあたっては、国家を中心とする社会制度との関連の中で、その変化する側面について講義する(秋津)。次に、農と食をつなぐアグリビジネスにおいて考慮されるべき倫理について検討する。これに関して、アグリビジネスの社会的責任としての倫理と、アグリビジネスに働きかける消費側の倫理に分けて、企業からのゲストスピーカーも交えて講義をおこなう(辻村)。さらに、農業・食料関連産業における専門職の倫理について検討する。とくに農業・食料関連産業における技術者の社会的責任と、安全性や社会・環境影響に対する取り組み、マーケティングの社会的責任について講義を行う(鬼頭)。最後は、消費における倫理について講義およびワークショップをおこなう。講義内容については、「農学原論」講義と関連しているため、その授業も受講していることが望ましい(秋津)。
到達目標 農業、アグリビジネス、専門職従事者、食消費という4局面において、あるべき姿とは何かについて考えることを学ぶ。倫理は不断の討論の上に形づくられるものであり、正しいものが先験的に存在するのではない。その前提を理解するとともに、農と食の倫理を考えるときの主要な論点について体得する。さらに、双方向的な授業形態を通じて、倫理を考える場の作り方についても技法を学ぶ。
授業計画と内容 第1回 食農倫理論の現代的意義と農業倫理(『教科書』第1章、第10章、以下同じ)
第2回 有機農業と倫理 国際比較の視点から(第2章)
第3回 協同組合が結ぶ農と食のコミュニティ(1):講義(第3章)
第4回 協同組合が結ぶ農と食のコミュニティ(2):ワークショップ(価格の共創メカニズムの体験)
第5回 アグリビジネスのCSR(社会的責任)のあり方(1):講義(経営体の存在意義とCSRのあり方)
第6回 アグリビジネスのCSR(社会的責任)のあり方(2):講義(倫理的調達・消費と社会的責任投資 SRI・ESG)
第7回 アグリビジネスのCSR(社会的責任)のあり方(3):講演(オムロンの企業理念経営と事業を通じたCSR/ESG)
第8回 専門職の倫理(1):技術者の社会的責任
第9回 専門職の倫理(2):安全性や社会・環境への取り組み
第10回 専門職の倫理(3):マーケティングの社会的責任
第11回 専門職の倫理(4):マーケティングのあり方を考えるワークショップ
第12回 食消費から倫理へのアプローチ:理想の食卓から考える食倫理ワークショップ(第5章)
第13回 食育の本懐(第7章)
第14回 討論 いのちをいただく(第9章)
第15回 フィードバック:方法は別途連絡します。
成績評価の方法・観点 一連の講義の中間で実施される小テスト、およびワークショップにおける参加態度、報告内容、最終レポートを対象として評価をおこなう。評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 授業での教科書の使用箇所は限られているが、全章にわたって読んでおくこと。
教科書
  • 農と食の新しい倫理, 秋津・佐藤・竹之内編, (昭和堂), ISBN:978-4-8122-1720-7