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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 農学部 食料・環境経済学科 食料・環境経済学特別講義I

食料・環境経済学特別講義I

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科目ナンバリング
  • U-AGR04 3D421 LJ82
開講年度・開講期 2020・後期集中
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 3回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 集中
教員
  • 岩崎 正弥(非常勤講師)
授業の概要・目的  本講義は近代日本の農業思想を対象にして、その歴史的意義を明らかにしつつ、併せて現代的意義にも目配りをしながら講述することを目的とする。
 ここでいう農業思想とは、産業としての農業だけでなく、農業の多面的機能につながる価値を含む広義の農業、すなわち農(農業・農村・農民)をめぐる思想だと考える。思想とは理念だけが独自に存立しうるものではなく、時代や社会・立場等に拘束されながらも、特定の価値を表明する言説・運動・政策等として自らを表現する。したがって、農業思想史の試みは、農にいかなる価値を付与し、その価値の実現をどのように行おうとしたのか、そしてどんな社会を形成しようとしたのか、という地域社会構想を問い直すことにもつながるだろう。
 具体的には、「農本主義」と呼ばれた思想を中心に、農本主義が登場する明治後期から現代まで(主として大正~昭和前期)のタイムスパンの中で、特徴ある思想・運動・政策を紹介しつつ、その意義を考察する。
到達目標 ・歴史的な思考をもって農業思想を理解し、その意義を把握できるようになる。
・農業のもつ価値を多面的な角度から理解することができるようになる。
授業計画と内容 第1回 ガイダンス~思想史の方法と本講義の課題~
第2回 農本主義とは何か~農業思想を社会との関係で捉え直す~
第3回 帰農の歴史的意義~「半農半X」は昔からあった~
第4回 橘孝三郎の農本主義~なぜ天皇回帰に向かうのか~
第5回 権藤成卿と江渡狄嶺~「社稷」のコミュニティ・デザイン~
第6回 農本主義運動の挫折~農本主義は本当に受容されたのか~
第7回 生命主義と戦時下農本主義~「人的資源論」への包摂~
第8回  農村教育の思想史~人材育成論~
第9回  キリスト教と農本主義~農本主義の宗教性~
第10回 農民文学の視線~誰に何を伝えようとしたのか~
第11回 農本主義が見なかった(見えなかった)事柄
第12回 新農本主義の特徴~現代まで生き残る農本主義~
第13回 地域の思想・運動と農本主義~現代地域社会構想との交錯~
第14回 総括~近現代日本における農本主義の意義~
第15回 フィードバック(リアクションペーパーへの回答・質疑応答)
成績評価の方法・観点 平常点(20点)、リアクションペーパー(30点)、レポート(50点)で評価する。
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 本講義は集中講義であるため、毎回の予習・復習は提示できない。その代わりとなりうるものを授業中に指示する予定である。