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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 農学部 食料・環境経済学科 農業食料組織経営学

農業食料組織経営学

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科目ナンバリング
  • U-AGR04 3D301 LJ82
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 3回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 月2
教員
  • 辻村 英之(農学研究科 教授)
授業の概要・目的  世界中の農業がグローバル化・市場原理の下に置かれ、安価な輸入農産物との競合の激化や、農産物の価格支持政策の撤廃など、農業経営の持続可能性(サステナビリティ)が脅かされている。この社会経済環境の下、世界の農業経営の太宗を占める小規模な家族経営にとって、いかなる経営発展の戦略や方向が望ましいのか。
 このような農業経営の現代的課題を把握するとともに、農業食料組織経営学の基礎概念・用語、分析視角・方法を理解することから、本講義ははじまる。引き続き、農業経営を私的存在であるとともに社会的存在としてもとらえ、それら多様な目標に基づく行動やその成果の分析の仕方について説く。そして経営発展のメカニズムについて、「サステナブルな事業経営をめざして社会経済環境に対応し、同時に内部構造を変化させ変貌していくこと」と捉えた上で、その具体的な発展方向としての企業形態の変化、規模拡大、多角化(複合化)など、具体的な事例を紹介しながら解説する。また世界(特に日本、フランス、タンザニア)の家族農業経営の特質についても解説する。
 さらに経営(特にマーケティング)戦略について、戦略の策定プロセスや各段階における策定内容について理解した上で、若手農業者の農業経営をケースとして、農産物のマーケティング戦略を班単位で策定し、策定結果のプレゼンテーションやそれに基づく討論を経て、実際に経営戦略を策定する力を身に付ける。
到達目標 ①農業食料組織経営学(特に農業経営学)の基礎概念・用語、分析視角・方法を理解する力を身に付ける
②その基礎概念・分析視角などに基づいて、農業経営が直面している現代的課題を読み解き、社会的調整のあり方を検討する力を身に付ける
③その基礎概念・分析視角などに基づいて経営発展のメカニズムを把握し、かつ実際の経営発展の方向として企業形態の変化、規模拡大、多角化(複合化)の詳細を理解する力を身に付ける
④その基礎概念・分析視角などに基づいて、世界の家族農業経営の特質を読み解く力を身に付ける
⑤私的存在であるとともに社会的存在でもある農業経営の多様な目標に基づく行動やその成果を分析する力を身に付ける
⑥実践性の高い経営(特にマーケティング)戦略を策定する力を身に付ける
授業計画と内容 ガイダンス─現代農業の経営問題(1週)

農業経営学から農業食料組織経営学へ─アグロフードシステム論との関係(2週)

農業経営の内部資源と経営環境─経営発展のメカニズム(3週)

農業経営の基礎構造と経営発展の国際比較(4週)

農業経営(管理・経営体)の基礎概念(5週)

農業経営の分類と経営目標─私的目標から社会的目標まで(6週)

経営費(→収益性)・生産費(→生産性)の関係と経営分析の指標(7週)

農業経営の規模と集約度─規模の経済をめぐって(8週)

農業の企業形態と法人・企業経営・家族経営(9週)

農業経営組織論と複合化・多角化の意義─範囲の経済をめぐって(10週)

経営戦略策定とSWOT分析(11週)

マーケティングと競争戦略論─農業者・産地の在来性(12週)

農業経営者の講演(13週)

農産物のマーケティング戦略を考える
 ─ケースメソッドとプレゼンテーション(14週)

フィードバック(15週)
成績評価の方法・観点 平常点30%
中間試験(期中)40%
レポート試験(期末)30%:メースメソッドの成果のまとめ
評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の[評価基準及び方針]による。
履修要件  食料・環境経済学科の3回生向けの講義であり、授業の最後、あるいは家庭における復習(小レポート)を毎回課す。食料・環境経済学に興味のない学生や出席が困難な学生には、履修をお薦めできない
授業外学習(予習・復習)等  毎回、当日の授業の要点をまとめるなどのエッセイ(小レポート)を課すが、
それを授業の最後において最低10分、あるいは宿題として家庭において最低30分、
復習のために費やすよう指示する。