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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 農学部 食料・環境経済学科 農業発展論

農業発展論

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科目ナンバリング
  • U-AGR04 2D207 LJ82
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 2回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 水3
教員
  • 浅見 淳之(農学研究科 教授)
授業の概要・目的 発展途上国、特にアジア諸国の農業発展の実態と、問題解決のための理論と方法を主として経済学の枠組みで講義する。開発問題を概説したあと、労働の限界生産性価値=賃金などの基礎理論を講義する。これをもとに農村発展の仕組みを、テーマごとに概説する。特に、市場とともに農村の経済活動を支える制度に注目して、その役割を講義する。
到達目標 ミクロ経済学の基礎知識を用いて、農業発展、開発経済に関連した経済現象を理解、説明できるようにする。

途上国農村を対象として、市場メカニズムだけでなく、取引費用に注目することによって非市場の経済の仕組み(農村制度)を理解できるようにする。

講義の最終回、その前の回にフィードバックを行い、試験を行い、理解を確認する。
授業計画と内容 1回 「農業発展の基本問題」
農業発展のための開発の目的と課題
2回 「経済分析の基礎」 
農業発展を説明するための経済分析の基礎理論を説明する。
3回 「貧困の悪循環」  
発展途上国の貧困はなぜ起こるのか。低位均衡の罠とは。
4,5回「二重経済の理論」
農村と都市の二重経済の枠組みで経済発展を説明する。
6,7回「農業の近代化と土地なし層の貧困」
技術進歩と要素代替に基づく農業の近代化のメカニズムの成功と失敗。
8回「緑の革命と技術進歩」
発展途上国に農業の近代化をもたらした「緑の革命」を説明する。
9,10回「農村経済と制度・取引」 
刈分小作制度、複務的取引関係、効率賃金取引といった、途上国農村に特異的な取引様式を説明。
11回「所有権とコモンズの悲劇」
土地制度において所有権の確立が鍵となることをトルコの公共草地の破壊を対象に説明。
12回「中国農村の制度変化」    
中国農村を対象に、伝統的農村、人民公社、生産責任制といった制度変化を、経済学的に説明。
13回 「ジャワ農村の制度変化」
ジャワ農村を対象に、貧困を共有する共同体的な社会ルールと労働慣行が変貌する過程を説明。
14回 「ジャワ農村を対象とした演習」
授業で学んだことを用いて、演習を行う。また試験問題に関する説明を行い、質問にひとりひとり答える。
15回 「フィードバックと演習」
演習問題の解説を行い、討論を踏まえたうえで試験を行う。必要に応じて解答を解説する。

              
成績評価の方法・観点 評価方法 期末試験 80% 平常点 20%

評価基準及び方針については、当該年度の農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による。試験結果、出席によって評価する。

最終の授業で期末試験を行い、フィードバックとして質問に答えるので注意すること。またその前の回に、試験の説明を行い、フィードバックとして質問に答えるので、これも注意すること。
履修要件 アジア諸国の農村開発・農村制度に興味をもっていること。
経済学の基礎知識に興味をもっていること。
授業外学習(予習・復習)等 入門的な経済学の基礎知識を予習したうえで、その知識を用いて授業で説明した経済現象を説明できるように復讐する。

実際のアジア諸国の経済発展状況を、常に報道や雑誌などによって理解し、最新の情報を集める。