水理学実験
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 実験 |
配当学年 | 3回生 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 金3・4・5 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 水理学実験は,水の力学的性質を知るために,また,水利構造物設計に必要となる情報を得るために必須である。農学部における講義で水理学実験手法の基礎的な考え方を理解した上で,実験場(舞鶴市)において実験実習を行い,実験技術の修得と水理学で履修した内容の具体的な把握をはかる。 |
到達目標 | 1.水理学実験で用いる実験水路や実験水槽等の実験装置の仕組みを理解する. 2.流速計等の観測・測定機器の原理と使用方法を理解する. 3.水理学実験の実験手法を習得し,実験結果をまとめ,チームで協力して,わかりやすくプレゼンテーションする能力を養う. |
授業計画と内容 | 農学部での講義では,以下の項目についてそれぞれ1~4週ずつ講述する。 1.水理学実験を行うことの必要性(宇波) 2.次元解析と相似律(宇波) 3.数値実験と模型実験(宇波) 4.測定機器と測定方法,ならびにその原理(竹内) 5.実験場における実験の理論的背景(竹内) 実験場においては,3泊4日の日程で,開水路流,管水路流,浸透流に関する水理実験を行う。内容は以下のとおりである。 1.堰を用いた流量測定(竹内) 2.開水路定常流における水面形と流速の測定(宇波) 3.層流から乱流への遷移に関する実験(宇波) 4.開水路における急変流,とくに跳水や段波の測定(宇波) 5.管水路定常流における各種損失水頭の算出(竹内) 6.鉛直2次元浸透流に関する実験(竹内) 7.感潮域における密度流の計測(宇波) 実験の最終日において,グループ毎に実験の発表を行うとともにフィードバックを行う. |
成績評価の方法・観点 | 実験場での実験実習への参加とレポートの提出が,単位認定の必要条件である。 本科目の教室での授業は,夏季休業中に舞鶴の総合農業水利研究実験場で実施する実験のために必要な知識を学ぶためのものである。そのため,授業に出席していない場合は,実験をよく理解することができず,また,知識不足のために危険を伴うこともある。以上のことから,教室での授業を5回以上欠席した学生は実験に参加できず,その結果,評価は「不可」となる。 実験への取り組み(50%),発表とりまとめへの取り組み(30%),レポート(20%)で評価する. 評価基準及び方針については、当該年度農学部学生便覧記載の「評価基準及び方針」による. |
履修要件 | 水理学を既修得であること。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 予習は必要ないが,授業で学んだ内容はしっかり復習して理解しておくこと. |