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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 工学部 建築学科 都市・地域論

都市・地域論

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科目ナンバリング
  • U-ENG24 34030 LJ74
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 月2
教員
  • 神吉 紀世子(工学研究科 教授)
授業の概要・目的 都市・地域のあり方都市・地域空間の計画には、立体的・時間的スケールを考慮した多様な理論と手法がある。また、都市・地域は物的計画のみならず、社会システムとして実働するものであり、その連動によって形成・成長する。本講では、国内外の「まちづくり・地域づくり」の実例を通じ、都市・地域計画の枠組みと手法について講義する。建築は都市・地域との結びつきの中で存在しているものであるから、今後の社会動向を念頭に、新たな都市・地域の課題、都市・地域計画のあり方について考察する。
到達目標 B.専門知識と基礎知識、B2.建築の設計・計画的側面の理解能力、C.実践能力、C2.建築行為の社会的役割を理解する能力、E.国際的視野、E2.グローバルかつローカルな価値観を理解する能力
授業計画と内容 (1)建築・開発行為のコントロール(3回)
建築基準法・都市計画法等による、建築物の形態コントロール、都市や集落のストラクチャー形成について、具体的にどのように制度が用いられ工夫されて実施され、建築物の集団としての地区空間・景観が形成されているか、制度と現象の間の関係を解説する。敷地と接道 (とくに細街路地区) /ゾーニングのシステム・役割・利点・欠点/土地利用計画-都市・集落・自然 など

(2)ミクロの都市計画とコミュニティ (2回)
地区の実情や将来構想にあわせて、住民間で主体的に結ばれる建築ルールの実質化が可能となる制度手法(地区計画、建築協定等)について解説する。また、そうした計画の主体である住民のコミュニティ活動発展プロセスについて解説する。地区計画と地域コミュニティ/日本とドイツの地区詳細計画のしくみ/コミュニティの参画とまちづくりおよびその歴史

(3) 景観の保全・形成と計画 (2回)
景観保全のための計画方法について解説する。各種制度解説のほか、歴史的建築物・集落・市街地の調査のあり方、景観に関わる諸制度のなかでの創造性ある建築・都市・集落の形成にむけた誘導について考察する。景観破壊問題と市民参画の歴史・制度設計の履歴/保全と創造性/景観計画区域・保全的エリアデザイン・文化遺産エリアの計画・自然景観・文化的景観等

(4)公園緑地の計画 (2回)
非建ぺい地の計画について詳述する。ドイツにおけるエコロジカル建築・都市計画の解説、敷地内空地の連たんによる環境形成、スケール別の緑地配置によるネットワーク形成と生活環境上の意味について理解する。都市開発とオープンスペース/エコロジカルなオープンスペースデザイン/公園緑地系統/コミュニティおよび子どもの参画と公園緑地、遊び場空間のデザインなど

(5)都市交通の計画(1回)
生活行動を支える交通空間の計画について解説する。人間の移動状況を調査する諸手法の解説、ヨーロッパの都市の事例をふまえた、都心商業地域の歩行者空間の設計、歩行者と諸交通の制御の考え方について解説する。都市計画道路と市街地/公共交通の計画と都心市街地の計画/歩行者ゾーンの計画 など

(6)市街地の開発・再開発と整備計画(2回)
土地区画整理事業、市街地再開発事業などの主たる事業手法について解説する。また、総合設計制度などのインセンティブゾーニング手法による市街地の扱い方を考察する。さらに、人口停滞・減少時代の事業手法上の課題、建築密度低下についてのコントロールの必要など、近年の整備課題について論じる。耕地整理・土地区画整理事業の歴史/開発事業の誘導手法・インセンティブによる誘導/スプロール市街地の形成と再評価・ミニ開発・ゲーテッドコミュニティ など

(7)地域計画と都市計画マスタープラン(1回)
都市・地域の広域計画、自治体の建築・開発制御の上位計画について理解し、地域構造を適切にイメージ化し計画化する重要性について論じる。都市計画区域マスタープランと都市計画マスタープラン/自治体総合計画/都市縮小の計画・都市政策の変遷・人口フレーム論の課題 など

(8)近代都市計画史概要 (1回)
近代都市計画の始まりから現在までの、都市計画史について解説する。イギリスにおける建築規制のはじまり、田園都市論、近隣住区論などの諸論の影響、諸建築家によって提唱された都市空間論について解説する。 都市にかかわる理論の歴史/計画制度体系の歴史 など

(9)レポート結果のフィードバック(1回)
成績評価の方法・観点 レポート課題(2回)と期末試験によって行う。レポート2回計40点、期末試験60点で100点満点で評価する。
レポート課題の内容とスケジュールは、講義時に説明する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 配布資料はモノクロのため、カラー版PDFファイルのほうが読み取りやすいです。このPDFファイルはPandAにアップロードします。講義の前・後にこれを用いて予習・復習を行うこと。さらに、講義中に、関係学会等で開催される関連の勉強会・講演会や、関係省庁からの制度改訂等の通知、などを紹介するのでこれらを予習・復習に用いて下さい。
教科書
  • 講義プリントを配布する。プリントはPandA上にアップロードします。
参考書等
  • 参考書:「地域共生の都市計画 第二版」三村浩史著 学芸出版社(2005年) その他:講義中に、参考資料を配布する。講義テーマに応じて、参考となる著書や雑誌を紹介する。 また、京都およびその近郊での実地見学を行う。