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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 工学部 建築学科 建築論

建築論

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科目ナンバリング
  • U-ENG24 34029 LJ74
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 水3
教員
  • 田路 貴浩(工学研究科 教授)
授業の概要・目的 わが国における建築論研究は、本学建築学教室の草創期に教官を務めた森田慶一の西洋古代建築論研究に始まり、1950年代から70年代にかけて建築家としても活躍した本学教官の増田友也によって哲学的に深められ発展した研究分野である。建築論研究は、個々の建築家の建築思想研究を基盤としつつ、建築に関わる諸学・諸技術の総合である「建築」という行為のアルケーを論じる。建築のアルケーには三つのレベル、建築の理念、建築の造形原理、建築の始源がある。本授業では、森田慶一、増田友也の思索を基礎に、西洋古代から現代に至るまでの建築論の展開を追いながら、さまざまに論じられてきた建築のアルケーについて解説する。また、特定の建築家をとりあげ、その建築論的思索と作品制作をとおして、建築家の建築論と思想、哲学、芸術論など人文諸科学との関係も考察する。
到達目標 建築論の問題構成の基本とその主要概念を学び、建築的諸事象を根本的に問う姿勢を修得する。学科で掲げる学習・教育目標の中の、B.専門知識と基礎知識、B2.建築の設計・計画的側面の理解能力。
授業計画と内容 第1回 建築論とは何か
    森田慶一の建築論「建築とは何か」/京都大学の建築論/建築論関連文献紹介
第2回 建築学と建築論
    建築学の三つの位相と三つの水準/建築論の位置/建築論の広がり
第3回 建築の三つのアルケー その1
    造形原理とイデア/ウィトルウィウス建築論
第4回 建築の三つのアルケー その2
    根源とピュシス/ハイデガー「建てること、住まうこと、考えること」
第5回 アルケーとしての秩序
    古代ギリシアの建築論/シュムメトリアとオーダー/モデュロールと寸法
第6回 アルケーとしての型
    古代ギリシア、古代ローマの型/古代日本建築の型/近世の型
    /ルイス・カーンのフォーム
第7回 アルケーとしての空間 その1
    古代ギリシアの空間論/中世の空間論/近世の空間論
第8回 アルケーとしての空間 その2
    近代の空間論/皮膜としての建築/現象としての空間/空間と身体
第9回 アルケーとしての場所
    実存的空間(ノルベルグ=シュルツ、ユクスキュル、ハイデガー)
    /ゲニウス・ロキ
第10回 アルケーとしての意味
     S.K.ランガー『感情と形式』/ポストモダニズムの意味論
第11回 アルケーとしての自然と技術 その1
     テクトニック・カルチャー/フランク・ロイド・ライトの自然観
     /ル・コルビュジエの自然観
第12回 アルケーとしての自然と技術 その2
     ハイデガーのピュシスとテクネー
第13回 アルケーとしての都市 その1
     ジェイン ジェイコブズ『都市の原理』/ハンナ・アレント『人間の条件』
第14回 アルケーとしての都市 その2
     コーリン・ロウ『コラージュ・シティ』/都市組織と建築類型
     /ポルツァンパルクのオープンブロック/都市デザイン
第15回 まとめ
成績評価の方法・観点 テーマを与えたレポートにより評価する。
授業の理解度ならびに新鮮な視点の有無を通して判断し、自らの思考を深める姿勢を重視する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 指示に従って予習、復習を行うこと
教科書
  • 森田慶一『建築論』東海大学出版会 ibid{}{TW86178371}
参考書等
  • 適宜指示する。
実務経験のある教員による授業
  • 分類:

    実務経験のある教員による実務経験を活かした授業科目

  • 当該授業科目に関連した実務経験の内容:

    建築設計:舞鶴市斎場(舞鶴市)、積水化学工業京都研究センター(京都市)、ヴィラ九条山(京都市)、K-Villa(群馬県)、ワテラス・スチューデントハウス(千代田区)、三輪山会館(桜井市)

  • 実務経験を活かした実践的な授業の内容:

    設計コンセプトを作成する際に必要となる建築論的素養を解説する。