環境工学実験2
JA | EN
科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 3 単位 |
授業形態 | 実験 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 火3・4・5 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 大気環境計測,騒音振動計測,放射線計測の原理と方法,および関連する基礎的事項について講述するとともに環境に関する諸因子を計測するための物理的手法を体得させることを目的とする。また環境工学に関連の深い物理的,化学的諸プロセスにかかる単位操作について基礎的実験を課す。 |
到達目標 | 環境に関する諸因子を計測するための物理的手法および環境工学に関連深い物理化学的プロセスの単位操作を修得できる。 |
授業計画と内容 | 第1回~2回 実験項目の基礎および大気環境計測, 本授業で行う12の実験項目について内容と留意点を説明する。 空気中の粉塵の量・粒径分布,また窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)濃度の計測手法について講述すると共に,フィールドにおいて種々の大気汚染物質濃度の測定,気象観測,排出源調査を行い,大気環境調査の方法と解析手法について修得する. 第3回~4回 騒音計測, 物理的騒音計測の意義について講述するとともに,フィールドにおいて,騒音の物理的計測および主観的計測を行う。 第5回 レポート作成, 本実験に関連するレポートの作成を行う。 第6回~11回 環境プロセス実験, (1) 気体の流れ:ダクト内の流動状態を理解するために気体の流速と流量の測定に関する実験を行う。 (2)流れ系における混合特性:トレーサー応答法による流れ系の混合特性に関する実験を行う。 (3)管内乱流の総括伝熱係数:温水と冷水の間の熱交換実験を行い,管内乱流の総括伝熱係数を求める。 (4)凝集:ジャーテストにより,濁質試料に対する凝集剤の最適注入率を決定する。 (5)沈降特性:水中の濁質の沈降現象及び,横流式沈殿池の設計についての考え方を理解する。 (6)急速ろ過:ろ過による濁質の除去率と損失水頭の関係を把握し、ろ層の洗浄過程を観察する。 第12回 レポート作成, 本実験に関連するレポートの作成を行う。 第13回~14回 放射線計測, (1)放射線計測の原理と基礎:放射線と物質との相互作用を応用して放射線を検出し計測するための基礎的原理について講述する。実験に用いるGM計数管の計数特性を分析し,放射性崩壌の統計的特性や計数効率について理解する。 (2)環境放射能の計測:個人線量計を用いて居住空間の放射線量を計測するとともに,水中や土壌中に含まれる白然放射性核種を同定し,濃度を測定する。また,サーベイメータを用いて汚染筒所を調査する方法を修得する。 第15回 廃水および廃棄物処理,フィードバック 実験から排出された廃棄物,廃水を処理する。また、実験及び実験レポートに対して、学生からの質問を受け付け、回答する。 |
成績評価の方法・観点 | 各実験項目ごとに実験方法,結果と解析を記したレポートを提出させる。実験への参加状況とレポートによる採点を行う。 評価基準 60点以上 合格 60点未満 不合格 |
履修要件 | 特になし |
授業外学習(予習・復習)等 | 実験指導書を熟読して,実験の手順を理解してくること。 |
教科書 |
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参考書等 |
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実務経験のある教員による授業 |
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