資源エネルギー論
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 月3 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 1)人類が抱える最重要かつ緊急の課題である資源・エネルギー問題を正しく理解するとともに、多方面から考える意識付けすることを目的とする。 2)地球科学や資源地質学の立場から、資源枯渇、鉱物資源、エネルギー技術、物質循環など資源・エネルギー工学の基礎について学び、各自で資源エネルギー問題を考察していく。 |
到達目標 | 講義で得られる知識だけでなく、世界の政治、経済、社会情勢などを幅広く収集する習慣を身に付けることを目標とする。 |
授業計画と内容 | 資源エネルギー問題概観,<第1~3回>,1)資源エネルギー開発の上流から下流まで:地表踏査、物理探査、鉱山開発、選鉱・精錬、製品加工といった、資源エネルギー開発の流れを上流から下流まで概観する。2)資源エネルギー開発と地球環境問題:資源エネルギー開発に伴って発生する環境負荷とその対策、CCS、放射性廃棄物、石油ガスなどの地下貯留について述べる。3)資源エネルギー戦略:世界ならびにわが国の資源エネルギーをめぐる種々の情勢を概略し、今後の資源エネルギー戦略を解説する。 資源エネルギー技術の現状と将来,<第4~9回>,1)化石エネルギー①(在来型):石油、石炭、天然ガスの成因及び現状、将来展望について述べる。2)化石エネルギー②(非在来型):メタンハイドレート、シェールガス、オイルサンド、コールベッドメタンなどの成因及び将来展望について述べる。3)再生可能エネルギー①(自然エネルギー):太陽、風力、地熱、海洋温度差などの自然エネルギー技術の現状、研究開発動向について講述する。4)再生可能エネルギー②(バイオマス):バイオエタノール、バイオディーゼル、メタン発酵などの現状、研究開発動向について講術する。5)鉱物資源:鉄、ベースメタル、レアメタル、非金属資源など種々の鉱物資源の成因、分布(偏在性)、資源量など鉱物資源の現状について述べるとともに、将来展望を考察する。 省資源・省エネルギー、そしてリサイクル,<第10~14回>,1)省資源・省エネルギー技術:資源生産性、インバースマニュファクチャリング、3R技術など省資源、省エネルギー技術について概説する。2)リサイクル:現行行われているリサイクルについて説明した後、リサイクルの問題点を指摘し、リサイクルに関する理解を深める。また、経済問題についても言及する。 <<期末試験>>学習到達度の確認,1回,筆記試験により学習到達度の確認を行う。 フィードバック,<第15回>,講義内容全般を振り返るとともに、筆記試験内容をフィードバックする。 |
成績評価の方法・観点 | 試験は三人の担当教員が分担して出題し、レポート、授業への参加状況を参考に成績を評価する。 |
履修要件 | 特になし |
授業外学習(予習・復習)等 | 授業中に配布するプリントは要点をまとめたのもであるので、授業中に説明したことを必ず追記し、復習すること。 |
教科書 |
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