建築工学概論<地球>
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 月1 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 建築に関する各種構造(木構造、鋼構造、鉄筋コンクリート構造、合成構造等)の概説、建築を構成する構造材料の諸特性、および建築の構造原理について講述する。その際に、建築物に作用する各種外乱(自然環境と人工環境)の性格・特徴と建築構造の応答、建築空間に対する目的性能と構造の構成原理の関係に重点を置いて説明する。 |
到達目標 | 建築構造の学習を始める入門段階において、必須の基礎知識と基本的考え方、学問体系の成り立ちについて習得する。 |
授業計画と内容 | 建築構造力学と構造設計,4回,建築構造物は様々な荷重の作用によって変形し、内部にはそれに見合った力が発生する。構造物のこうした振る舞いを支配する力学法則や、これを予測するための建築構造力学の基礎事項を出来るだけ数式を使わずに解説する。変位と変形、力の釣合、力と変形、梁や柱などの構造要素の力学特性、骨組構造やシェル構造といった各種構造物について論じる。 鉄骨系構造,3回,a)鉄骨系構造の材料である鋼の原料、製鐵技術とその歴史、鋼材の物性、b)鋼材からなる建築物の実例やその構造詳細、c)設計から施工に至る手順と施工の実例について解説する。耐震構造や免震構造の原理をわかり易く説明し、建物の揺れを低減させるための各種ダンパーを紹介する。 コンクリート系構造,4回,建物を構成する主要材料である鉄鋼、コンクリート、木材などの基礎知識を講述する。RC,SRC,CFTなどコンクリートと鉄鋼の合成構造について、基礎となる構造原理、自重、積載荷重および地震荷重に対する抵抗の原理、実建築物の構造詳細を解説する。 耐震設計,基礎・地盤,木造,3回,建築物に作用する荷重の種類と内容について概説する。我国は世界有数の地震国であることから,地震に対して安全な建築構造物をいかにして設計するかは最も重要な課題である。地震の発生機構、地盤内の波動伝播、建物の揺れについて説明し、耐震設計の基礎的考え方をわかりやすく解説する。また、基礎・地盤や木造についての基礎知識についても概説する。 学習到達度の確認,1回,講義のまとめを行い、学習到達度の確認を行う。 |
成績評価の方法・観点 | 期末試験(80点)に加えて、平常点評価(20点)も行う。 |
履修要件 | 専門に関する予備知識が無くても理解できる内容の講義。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 各講義のあと、関係する事項を独自に調べ、専門知識の幅を広げること。 |
教科書 |
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参考書等 |
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実務経験のある教員による授業 |
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