水資源工学
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 講義 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 水2 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 水資源の開発・配分計画、管理、保全に関する方法論について、工学的に講述する。具体的には、地球上の水資源の分布特性を理解した上で、水需給の把握と予測、水資源計画の策定方法、河川流況の評価と予測手法、我が国の水資源政策と水利権、貯水池操作を主とする水資源システムの管理手法について解説する。 |
到達目標 | 地球上の水資源の分布特性について理解した上で、水需要の把握と予測、水資源計画の策定、河川流況の評価と予測、我国の水資源政策と水利権の考え方、貯水池操作の基本的な理論と方法論に習熟することを目標とする。 |
授業計画と内容 | 第1回 概説と水資源の分布 水資源工学の目的・対象と課題、 地球上の水分布と循環、日本および世界における水資源の時・空間分布、水資源賦存量等。 第2回~第3回 水資源の開発 水資源開発の考え方、開発手段。水資源開発の効率と限界。 第4回 水資源システムのデザイン 水需要の把握と予測。水資源確保のための施設計画。 第5回~第6回 水資源システムの運用・管理 計画と実管理、計画予知と管理予知、貯水池運用の最適化(洪水・渇水)。 第7回 水資源と社会・法制度 水をめぐる社会と法制度、水利権、公水と私水、管理と瑕疵。 第8回 流況評価の方法 水資源管理の基本となる水文予測について、河川計画および河川管理における水文予測の役割とその基本的な考え方を述べる。 第9回~第12回 水文頻度解析 流況評価の基本となる水文頻度解析手法を説明する。河川計画・水資源計画に用いられる水文量を説明し、それらを確率変数として扱うこと、非超過確率および超過確率の概念とT年確率水文量を説明する。次に、水文頻度解析の手順を説明する。水文頻度解析によく用いる確率分布関数を説明し、確率分布モデルの母数推定法を説明する。水文頻度解析手法のまとめとして、基準渇水流量の求め方を説明する。 第13回~第14回 実時間流出予測 流況評価の応用面として重要となるリアルタイムでの降雨予測、河川流量予測の手法に焦点を当てる。 <<期末試験>> 第15回 フィードバック |
成績評価の方法・観点 | 講義への積極的参加の程度や課題への取り組み状況を勘案しつつ、期末試験の成績を中心に総合的に評価した結果、100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修要件 | 水文学基礎、計画システム分析I及び演習を習得していることが望ましい。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 授業中に指示する。 |
参考書等 |
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