情報処理及び演習(T4)
JA | EN
科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 演習 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 木4 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 地球工学におけるコンピュータ利用の現状と必要とされる情報処理技術を解説するとともに,コンピュータを用いた実習によりプログラミング言語を習得させる.この講義を受講することにより,科学技術計算言語であるFortran90の基本文法を修得し,Fortran90によるプログラミングと計算を行うことができるようになる.また,地球工学で必要とされる基礎的な情報処理能力を習得することができる.このためには演習課題を独力でこなす努力を必要とする. |
到達目標 | Fortran90の基本文法とプログラミングに関する知識を身につけ,地球工学で必要とされる基礎的な情報処理能力を習得する. |
授業計画と内容 | 情報処理概説,1回,地球工学におけるコンピュータ利用の現状と,将来必要とされる情報処理技術の概要を説明する.また,実習で用いるプログラミング言語(Fortran90)及び計算機の概要と端末の使用方法について説明する. 入出力と変数,1回,簡単なプログラムを例として,入力,計算処理,出力からなる基本的なプログラムの構成を説明し,組み込み関数,入出力の命令文の使用方法を講義と演習を通じて理解させる.また,データの種類を説明し,宣言文の書き方,計算上の注意点について述べる. 分岐と繰り返し,2回,プログラムの流れを変えるための条件分岐,繰り返しなどの構造を解説するとともに,命令文の使用方法を述べる.また,フローチャートによるプログラム構造の表現について説明し,演習を行う. 配列,2回,実用的計算を行う上で重要な配列の概念を解説し,その宣言,入出力,配列演算,参照の方法を説明する.また,演習により配列を用いたプログラミングを修得させる。 ファイルの入出力,2回,計算結果をファイルに保存する方法,ファイルに保存されているデータを読み込んで計算に用いる方法,書式を指定したデータの入出力方法について講義と演習により修得させる. サブルーチン,2回,大規模なプログラムを機能ごとに作成する方法を説明し,サブルーチン,関数副プログラムの使用法を講義と演習により理解させる. 応用計算,4回,以上のプログラミングに関する基礎を前提として,地球工学分野における代表的な応用計算の例を示す.統計処理,グラフ作り,乱数の発生,シミュレーション,数値計算法などを取りあげる.アルゴリズムの整理,フローチャートの作成,計算結果のまとめをレポートとして提出させ,プログラムの作成手順を習熟させる. フィードバック,1回,講義内容の理解度に関して確認を行う. |
成績評価の方法・観点 | Fortran90の文法について理解し,Fortran90を用いた基本的なプログラミングを行うことができるかどうかを、各回に課される演習課題を含む平常点(50%)、定期試験結果(50%)により評価する。 |
履修要件 | 「情報基礎演習(工学部)」を履修していること.(平成24年度以前の科目名は「基礎情報処理演習」) |
授業外学習(予習・復習)等 | 授業前には、シラバスを確認し、教科書の該当部分を読んで予習しておくこと。授業後は、授業中に行った演習や提出課題を自宅や学内で各自のパソコンからVDIに接続して復習しておくことが望ましい。 |
教科書 |
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参考書等 |
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