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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 理学部 生物科学系教室 陸水生態学 陸水生態学

陸水生態学 陸水生態学

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科目ナンバリング
  • U-SCI00 33708 LJ69
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 3回生以上
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 木1
教員
  • 中野 伸一(生態学研究センター 教授)
  • 宇野 裕美(生態学研究センター 特定准教授)
授業の概要・目的  湖沼や河川などの陸水生態系は,物理・化学・生物・地学等のさまざまなプロセスの複合作用によって成り立つ複雑なシステムであり,陸上生態系に比べて物質循環速度が速く,生物群集のダイナミックな変化を直接観察・測定できる。また人類の生息基盤をなす陸水生態系は人為活動に対して鋭敏且つ脆弱であり,富栄養化・温暖化・生息地破壊など数多くの深刻な環境問題を抱えている。本講義は,陸水生態系における生態学的プロセスに主眼を置き,水生生物と環境の相互作用に関する基礎知識を習熟し,陸水生態系の構造と機能の理解を通じて,地球環境問題の解決に資する生物観を醸成することを目的とする。
到達目標 この授業を受講した学生は、湖沼や河川等の陸水環境に接する際、簡単な作業により当該陸水生態系の構造や機能について、概要を把握できるようになる。
授業計画と内容 水域生態系における物理・化学・生物学的諸過程、およびこれらの相互作用の理解を深めながら、食物網の構造と機能の基礎を講義する。また、陸水生態学に関連する最新の学術文献、および関連する海洋生態学での最新の研究成果の紹介も、併せて行う。以下の授業の予定は、聴講者の理解度等によって変更が有り得る。

第1週(担当:宇野):水の由来と陸水生態系(止水と流水)
第2週(担当:宇野):河川連続体仮説とflood pulse concept
第3週(担当:宇野):陸水生態系と他の生態系のつながり
第4週(担当:中野):陸水生態系の物理過程(水・流体の特性と生態学)
第5週(担当:中野):光の物理的特性と植物プランクトンの生態
第6週(担当:中野):陸水生態系における酸素動態(酸素生産と呼吸)
第7週(担当:中野):陸水生態系における二酸化炭素動態と植物プランクトンの生態
第8週(担当:中野):陸水生態系における窒素動態(窒素固定、脱窒過程、アナモクス等)
第9週(担当:中野):陸水生態系における窒素動態(窒素固定、脱窒過程、アナモクス等)
第10週(担当:中野):陸水生態系におけるリン動態
第11週(担当:宇野):陸水における生物間相互作用 1(トップダウン・ボトムアップ)
第12週(担当:宇野):陸水における生物間相互作用 2(生物の移動と資源補償)
第13週(担当:宇野):陸水における生物間相互作用 3(進化群集生態学)
第14週(担当:宇野):陸水生態系の現状と課題
第15週(担当:中野・宇野):フィードバック



学習の理解度に応じて,変更される場合がある。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 本授業が行われている期間中は、随時、湖沼や河川に出かけ、授業内容を思い出しながらこれらの自然に親しむ。また、各回の授業はそれぞれ関係しており、授業の前後で自ら取ったノートに目を通す、あるいは陸水生態学に関する入門書の関連部分を読む等があると、授業への理解は深まる。
教科書
  • 適宜,資料を配付する。
参考書等
  • 陸水学, ホーン・ゴールドマン著(手塚泰彦訳), (京都大学出版会), ISBN: ISBN:4-87698-085-3
  • 湖と池の生物学, ブロンマーク・ハンソン著(占部城太郎監訳), (共立出版), ISBN: ISBN:978-4-320-05646-6