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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経済学部 専門科目Ⅰ 社会思想史

社会思想史

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科目ナンバリング
  • U-ECON00 20303 LJ34
  • U-ECON00 20303 LJ38
  • U-ECON00 20303 LJ41
開講年度・開講期 2020・後期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 2-4回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 火4
教員
  • 竹澤 祐丈(経済学研究科 准教授)
授業の概要・目的 <授業の目的>
(1)行動経済学や社会心理学が焦点を当てる人間の利己性についての理解を深めるため、人間の利己性(自己利益の追求欲)と利他性(自らが属する集団や他者の利益への配慮)に関する議論が歴史的に提起してきた社会思想史上の論点を、経済学の形成期である近世・近代英国を中心的事例として概観。

(2)社会科学・人文学の古典を参照しながら、経済現象や社会現象を歴史的・思想史的に議論する際の視点と発想の養成。

<授業での議論の展開>
各思想家の議論を、彼ら自身が、時代の主たる論点=回答を与えるべきジレンマとみなしたものを特定しながら、その処方箋を分析。

<講義全体の構成>
時代背景を概括したあとで、各思想家の議論を、彼ら自身が、時代の主たる論点=解答を与えるべきジレンマと見なしたものを特定しながら、その処方箋を分析。

<カリキュラム上の位置づけ>
 入門科目「経済史・思想史入門」の受講を前提にして、社会思想史の基本的内容を講義。
到達目標 1.【歴史的な考察能力】現代社会の諸制度や慣行に多大な影響を与えている価値観や思想を、明確に分析・把握する能力を身に着けること。
2.【文献読解能力】人文社会科学に関する高度な内容を持つ文献を十分に読みこなす能力を身に着けること。
3.【記述能力】自分自身の意見や解釈を、確かな根拠を明示しながら、明快に記述できる能力と技術を身に着けること。
4.【調査能力】学士課程履修者にふさわしい調査能力を身に着けること。
授業計画と内容 第一回 【履修ガイダンス】
     ①問題群としての社会思想史、②社会思想史と経済学、③社会形成と利益追求、④近世英国の重要性

第二回 【背景説明:17世紀初頭の英国における人間と社会】

第三回 【トマス・ホッブズ その1】
     ①人間観、②契約的社会の構想

第四回 【トマス・ホッブズ その2】
     ①主権論、②私益と公益

第五回 【ジョン・ロック その1】
     ①人間観、②契約的社会の構想   

第六回 【ジョン・ロック その2】
     ①プロテスタント国家の所有論とロック、②労働価値説、③植民地論

第七回 【背景説明】18世紀初頭の英国における人間と社会
    【第一回 中間テスト】

第八&九回 【バーナード・マンデヴィル】
     ①私益追求は悪か? ②人間観、③私益と公益、④奢侈と社会発展

第十回 【背景説明】18世紀後半の英国における人間と社会
     【第二回 中間テスト】

第十一&十二回 【デヴィッド・ヒューム】
     ①人間観と社会認識、②奢侈と商業活動、③私益と公益

第十三回 【アダム・スミス その1】
     ①人間観と社会認識、②同感論

第十四回 【アダム・スミス その2】
     ③商業社会論、④アダム・スミス問題、⑤ジェームス・ステュアート

第十五回 【全体のまとめ&フィードバック】
成績評価の方法・観点 到達目標に従って成績評価を行います。具体的には、6回以上の出席確認、2回の中間テストの受験(各10%)、期末テスト(80%)などです。詳細は第一回授業で説明しますので、履修を考えている場合は、必ず参加してください。
履修要件 入門科目「経済史・思想史入門」の履修(並行履修を含む)を前提に講義を進めます。
授業外学習(予習・復習)等 (1)経済現象や経済活動に関する価値観は、文化や時代によって大きく異なります。そのことを英国の事例を通して具体的に理解してほしいと思います。

(2)毎回の授業の終わりに、復習課題と、次回の授業のための予習課題を提示するので、積極的に利用して授業理解を深めてほしいと思います。

(3)履修ガイダンスで配布する参考文献や、各授業で補充する文献を積極的に精読・検討し、授業テーマを立体的・複眼的に理解するように努めてください。
教科書
  • 近代市民社会の成立, 成瀬 治, (東京大学出版会),
参考書等
  • 情念の政治経済学, アルバート・ハーシュマン, (法政大学出版局),
  • 世界歴史体系 イギリス史2 近世, 今井宏 編, (山川出版社),
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権, 福井憲彦, (講談社),
  • 近代システム論講義━ヨーロッパと近代世界━, 川北稔, (ちくま学芸文庫),
  • イギリス近代史講義, 川北稔, (講談社現代新書),