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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経済学部 専門科目Ⅱ 応用経済学

応用経済学

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科目ナンバリング
  • U-ECON00 30416 LJ43
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
配当学年 3,4回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 水2
教員
  • 依田 高典(経済学研究科 教授)
授業の概要・目的 この講義「応用経済学」では、フィールド実験を例にとり、因果性(原因と結果)を識別するためのデータ分析を身に付けます。フィールド実験は行動経済学との補完性が強いので、「行動経済学」を履修した人・今後履修する予定のある人に、その実践力を付けるという意味で最適です。

フィールド実験とは、ランダム化比較対照の手法を用いた社会実験のことで、セルフセレクションバイアスを排除した真の政策効果を同定する手法です。トリートメント効果(介入)の正しい効果を同定するために、集団をランダムにコントロールグループとトリートメントグループに振り分け、両グループのトリートメント前後の差の差をパネルデータ分析します。

近年では、開発経済学の分野で、「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」(アビジット・V・バナジー, エスター・デュフロ)、「善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学」(ディーン・カーラン, ジェイコブ・アペル)の著作などで取り上げられています。

予算の規模や運営の困難さから、フィールド実験を日本やアメリカのような先進国で、エネルギーや医療のような重要な研究テーマで実施することは困難でした。我が依田研究室では、2010度から経済産業省との共同研究として、スマートグリッド(次世代電力システム)のフィールド実験の運営を行っています。そうしたノウハウも含めて、本講義では解説をしていきます。
到達目標 ・ 因果性を識別するデータ分析をマスターする。
・ フィールド実験経済学の基礎と応用をマスターする。
・ スマートグリッドを活用した電力エネルギー産業を理解する。
授業計画と内容 現在執筆中のテキストに沿って、以下のようなトピックについて、1課題あたり1~2週の授業をする予定です。

第1章(第1~3回) スマートグリッドの経済学
第2章(第4~6回) フィールド実験の経済学
第3章(第7~8回) 価格のチカラ
第4章(第9~10回) 習慣化のカベ
第5章(第11~12回) 現状の打破
第6章(第13~14回) スマートグリッドと電力システム改革
最終章(第15回) フィールド実験が切り拓く経済学

講義の進度に関しては、受講生の声を聞きながら進めていきます。
成績評価の方法・観点 中間レポート(50%) + 期末試験(50%)
割合については、レポート回数に応じて、若干の変更がありえます。
履修要件 ミクロ経済学・計量経済学について一通りの基本的知識があること。
授業外学習(予習・復習)等 授業中に指示する
教科書
  • スマートグリッド・エコノミクス:フィールド実験・行動経済学・ビッグデータが拓くエビデンス政策, 依田高典, (有斐閣),
参考書等
  • 「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法, 中室牧子・津川友介, (ダイヤモンド社),
  • データ分析の力 因果関係に迫る思考法, 伊藤公一朗, (光文社新書),