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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経済学部 専門科目Ⅱ 地方財政論

地方財政論

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科目ナンバリング
  • U-ECON00 30503 LJ45
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 3,4回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 水1
教員
  • 川勝 健志(非常勤講師)
授業の概要・目的  わたしたちがどこに住み、どのような仕事をしていても、わたしたちが暮らしている地方自治体の行政にまったく関係のない人はいない。それを賄う地方財政は、わたしたちのもうひとつの家計といえる。このことを認識してもらうこと自体が本講義のねらいとするところである。
具体的には、2つの目的がある。1つは、基本理論に学びつつ地方財政がどのような仕組みで成り立ち、実際にわたしたちの暮らしにいかなる形で影響を与えているのかを学び、その実態と問題点を認識することである。もう1つは、世界的に進行する分権化の流れの中で、日本においても「未完」といわれてきた地方財政制度の改革が、地方分権一括法の制定や「三位一体改革」を経て、どのように実施されようとしているのか、その動態を認識することである。
到達目標 ・地方財政理論の基礎知識を習得するとともに、地方財政の基本的な仕組みとその動態、社会の中で果たしている機能を認識すること
・自分が住む自治体の財政状況について、基本的な診断ができる統計資料の読み方を身につけること
・これまの分権改革が地方財政システムにどのような影響を及ぼしているのかを認識したうえで、これからの地域づくりとそれを支える地方財政が目指すべき方向について、自ら政策提言できる素養を身につけること
授業計画と内容 1、なぜ地方財政を学ぶのか:ガイダンス(グローバル化、分権化、市場化、人口減少・少子高齢化)
2、現代地方自治と地方財政:今日、なぜ地方財政の危機が叫ばれるのか(財源保障システム、公共投資、地方公営企業と第三セクター、医療・介護の費用負担)
3、自分が住む自治体の財政状況を診断してみよう①(地方税、国庫・都道府県支出金、地方交付税、地方債、使用料・手数料)
4、自分が住む自治体の財政状況を診断してみよう②(目的別歳出、性質別歳出、経常的経費、投資的経費)
5、自分が住む自治体の財政状況を診断してみよう③(財政力指数、経常収支比率、実質公債費比率、積立金現在高、地方債現在高)
6、公共部門改革と公民連携(地方公営企業、第三セクター、PFI、公民パートナーシップ(PPP)、NPO)
7、どのような新地方税が必要か(1)(政府間機能配分論、政府間税源配分論、補完性原理、地方税原則)
8、どのような新地方税が必要か(2)(法人事業税の外形標準化、住民税の比例税率化、地方消費税、地方環境税)
9、政府間補助金の理論と実際(ナショナル・ミニマム、特定補助金、一般補助金)
10、財政調整制度の意義と課題(交付税の「補助金化」、交付税改革、新型交付税)
11、「三位一体改革」と分権改革の課題(税源移譲、国庫補助負担金の縮小・廃止、交付税改革)
12、市町村合併と道州制をめぐる議論(合併特例債、交付税改革、住民自治)
13、地方分権一括法で地方債は何が変わったか(許可制、協議制、市場化、地域金融政策)
14、財政健全化法の導入でどう変わったのか(夕張ショック、早期是正、米国デトロイト市の事例)
15、自治体の予算に地域住民の意思を反映できるか:持続可能な地域発展へ(予算原則、NPM、地方議会、参加型予算、持続可能な都市論、創造都市論、ソーシャル・キャピタル)
成績評価の方法・観点 授業内に提出する小レポート 40点 
学期末試験         60点 (筆記試験:提出済レポート持込み可)
※詳細については、初回の授業で説明するので、できる限り出席すること。
履修要件 財政学の講義を履修していることが望ましい。
授業外学習(予習・復習)等 (予習)授業で紹介した参考文献の指定箇所を事前に読んでおくこと
(復習)返却した小レポートを見直し、必要があれば加筆・修正を行うこと
教科書
  • テキストは使用せず、毎回レジュメを配布する。
参考書等
  • Basic地方財政論, 重森暁・植田和弘編, (有斐閣ブックス), ISBN: ISBN:4641184143
  • 地方財政システム論, 諸富徹・門野圭司, (有斐閣), ISBN: ISBN:4641183597
  • 三訂版 習うより慣れろの市町財政分析, 大和田一紘, (自治体研究社), ISBN: ISBN:4880376434