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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経済学部 専門基礎科目 財政学

財政学

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科目ナンバリング
  • U-ECON00 20501 LJ45
開講年度・開講期 2020・前期
単位数 2 単位
授業形態 講義
配当学年 2-4回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 月1
教員
  • 諸富 徹(地球環境学舎 教授)
授業の概要・目的  本講義は、教科書に沿って、どの学部出身であろうと初学者にも分かる形で体系的に経済学の観点から財政学の講義を行うことで、基礎知識を獲得してもらうことを目的とする。その内容は下記の通りで、財政学の主要トピックスをほぼ網羅するものとなっている。
 他方で、「グローバル化」をキーワードとして、日本財政が直面する最先端の課題と、それを解決していくための最新の知見を紹介する。
到達目標  本講義では、財政と経済、そして社会との相互関係が理解しやすいよう講義する。また、われわれにとって財政システムとは何なのか、一見、遠く思える財政システムが、実は我々の生活と密接にかかわっており、その分析・理解能力を身に着けることがすなわち、現代社会を理解することに他ならないことを理解できるようにしたい。
授業計画と内容 【1】「財政学と現代日本の財政」
1. 日本財政の現状 2. 日本の財政危機と財政システムの持続可能性 3. 財政学は何を考えるべきか

【2】「国家の役割とは何か」
1. 国家・市場・市民社会 2. 国家の経済的機能とは何か? 3. 国家の経済目的と社会的価値の選択

【3】「経費の発展と社会変動」
1. 公共財の理論 2. 経費の歴史的・制度分析

【4】「公共投資・財政改革・産業構造転換」
1. 公共投資とは 2. 公共投資と社会資本 3. 「国土政策」の光と影 4. 「公共投資依存」からの脱却と財政改革~長野県の財政改革

【5】「社会保障と費用負担制度」
1. 社会保障の財政規模 2. 福祉国家モデルと費用負担制度 3. 日本の社会保障制度と費用負担原理

【6】「社会保障各論‐年金・医療・介護・生活保護-」
1. 年金 2. 医療 3. 介護 4. 生活保護
 
【7】「現代税制の基礎理論と所得税」
1. 私たちはなぜ租税を納めるのか 2. 租税構造の歴史的変動 3. 包括的所得税の理論と実際 4. 税制による所得再分配と累進課税 5. 所得税が労働供給に与える影響 6. 所得税の将来像

【8】「消費課税と資産課税」
1. 消費課税の体系 2. 付加価値税  3. 資産課税

【9】「グローバル化と法人税の運命」
1. 法人とは何か 2. 法人税の課税根拠 3. 「政策課税」としての法人税 4. 経済のグローバル化と法人税 5. グローバル化と日本の法人税改革への示唆~ドイツを教訓として

【10】「国境を越え始めた税制」
1. グローバル化、租税回避、タックスヘイブン 2. グローバルタックスとは何か 3. グローバルタックスとしての「EU金融取引税」の挑戦 4. グローバル・ガバナンスと財政民主主義

【11】「持続可能な発展と財政システム」
1. 「持続可能な発展」と財政 2. 環境税の理論と実際 3. 日本の「地球温暖化対策税」 4. 「投資政策」としての環境政策

【12】「地方分権化と政府間財政関係」
1. 政府間財政関係の理論 2. 政府間税源配分論と日本の地方税制 3. 政府間補助金の理論と実際‐国庫支出金と地方交付税‐ 4. 三位一体改革から更なる分権改革へ

【13】公債と日本財政の持続可能性」
1. 公債に関する基礎知識 2. 公債のマクロ経済効果 3. 公債は誰が負担するのか 4. 日本財政の持続可能性と財政再建 
5. 金融政策と財政政策の融合

【14】財政民主主義と予算」
1. 財政民主主義と予算編成 2. 予算をどうとらえるか 3. 予算循環と予算原則 4. 財政再建と予算改革 5. 統治機構改革と財政民主主義

【15】「財政システムの未来」
1. 「公共投資国家」から「持続可能な社会的投資国家」へ 2. 国家は何に投資すべきか 3. 「社会的投資国家」とは何か 4. 「知識経済」への移行と財政政策の転換 5. 21世紀国家の財政システム
成績評価の方法・観点 学期末試験による評価とする
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 教科書で授業内容を予習し、講義ノートで授業内容を復習することが求められる。
教科書
  • テキストブック現代財政学, 植田 和弘/諸富徹【編】, (有斐閣),
参考書等
  • 財政と現代の経済社会, 諸富徹, (放送大学教育振興会),