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現在位置: ホーム ja シラバス(2020年度) 経済学部 法学部提供科目 刑法(総論)

刑法(総論)

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開講年度・開講期 2020・前期
単位数 4 単位
授業形態 講義
配当学年 3,4回生
対象学生 学部生
使用言語 日本語
曜時限 月3・水3
教員
  • 安田 拓人(法学研究科 教授)
授業の概要・目的  この講義は刑法総論を扱うものである。講義においては、犯罪や刑罰に関する基礎理論、刑法の基本原則を検討し、刑法の時間的・場所的適用に関する総則規定を概観した後、故意作為犯を中心に、構成要件論、違法性論、責任論、未遂論、共犯論の順で講じる。不作為犯、過失犯についても適宜検討を行う。
 この講義の目的は、刑法総論の諸問題に関する判例・学説の現状をなるべく分かりやすく伝えることであり、これにより刑法の適用に関する基本的な理解、刑法の考え方を体得することが可能となることが期待される。併せて、判例の学習等を通じて、一定の事実関係を眺めたときに、総論上の問題点を発見し、具体的な事実関係に即して問題を解決することが可能となるだけの能力が涵養されることも期待される。
到達目標 ・刑法の適用に関する判例・学説の基本的な知識を獲得する。
・刑法総論に特徴的な体系的思考力及び事案解決の能力を修得する。
授業計画と内容 おおむね次の順序で進める。
1 ガイダンス・犯罪と刑罰の基礎理論・刑法の重要原則(罪刑法定主義を中心に)
2 刑法の場所的・時間的適用範囲、犯罪論の体系、刑法の意義
3 構成要件論:客観的構成要件要素(1) 
4 客観的構成要件要素(2)
5 主観的構成要件要素:故意と錯誤(1)
6 故意と錯誤(2)  
7 過失犯
8 不作為犯
9 違法性阻却事由:正当防衛(1)
10 正当防衛(2)
11 過剰防衛・誤想防衛・誤想過剰防衛  
12 緊急避難 
13 被害者の承諾・安楽死  
14 過失犯・不作為犯の違法性
15 責任論:責任能力、期待可能性
16 原因において自由な行為  
17 違法性の意識の可能性
18 未遂犯:実行の着手
19 不能犯、中止犯の刑の減免根拠
20 中止犯の成立要件
21 共犯の基礎理論 
22 正犯・共同正犯 
23 過失の共犯  
24 承継的共犯・離脱と中止  
25 共犯と身分
26 不作為の共犯
27 共犯と違法性判断
28 罪数と量刑
≪期末試験≫
29・30 フィードバック
成績評価の方法・観点 【評価方法】
 期末試験(110分)による。
【評価に際しての観点】
 評価に際しては、判例・学説の理解がどれだけできているか、反対説の論拠への批判と自らが依拠する見解の説得的論証がどれだけできているか、事例問題の場合には具体的事案の解決が適切になされているかを基準として重視する。
履修要件 特になし
授業外学習(予習・復習)等 予習としては、教科書の該当範囲とレジュメを一読して、各回の内容を把握しておいて頂けると講義の理解が容易になると思われる。
復習としては、講義をも参考にして、参考文献にもあたりつつ、各論上の重要問題に関する理解を深めるほか、簡単な事例問題集に取り組み、修得した知識を実践的なものにしていくことが期待される。
教科書
  • 講義刑法学・総論[第2版], 井田良, (有斐閣), ISBN:978-1-641-13932-9
  • 判例プラクティス刑法1総論[第2版], 成瀬幸典ほか編, (信山社), ISBN:978-4-7972-2680-5
参考書等
  • 全訂刑法総論[第5版], 福田平, (有斐閣), ISBN: ISBN:978-4-641-04286-5
  • 刑法総論[第3版], 山口厚, (有斐閣), ISBN: ISBN:978-4-641-13915-2
  • 刑法総論, 町野朔, (信山社), ISBN: ISBN:978-4-7972-8030-2
  • ひとりで学ぶ刑法, 安田拓人ほか, (有斐閣), ISBN: ISBN:978-4-641-13900-8