演習(4回生)
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科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・後期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 演習 |
配当学年 | 4回生 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 金4・5 |
教員 |
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授業の概要・目的 | テーマ:農業と食料をめぐる政策課題 この演習の年度を跨いだ共通テーマは「ローカルからグローバルまで、食と農をとりまく諸問題に敏感になる」である。これまで、フェアトレードの政治経済学、砂糖のグローバルヒストリー、学校給食、途上国開発の諸理論、NGO・CSOのガバナンス主体としての役割、多国籍企業と人権問題などを扱ってきたことがあるが、2015年度後期は品目別にみた農業・食料の現状と政策課題を、2016年度は農業食料関連産業のサブセクター別動向をテーマにグループ学習に取り組み、さらに2017年度は六次産業化の取組事例(大阪府和泉市、和歌山市)を、2018年度は地域伝統品種と農業振興(奈良県大和野菜、京都府酒造好適米)を、2019年度は京都府下の「小さな農業」(京丹後市、福知山市、与謝野町、宮津市)をテーマに現地調査を含めたグループ学習に取り組んだ。本年度の後期は、参加者の希望に応じて設定する前期のテーマに応じて、過年度と同様にグループ学習に取り組む予定である。 |
到達目標 | 前期の学習を通じて、農業・食料をめぐる問題が、ローカルからグローバルまで、川上(生産)から川下(消費)まで、経済・経営から行政・環境・福祉・教育・文化まで、多角的で学際的な視点とアプローチを必要としていることを学ぶが、そこで得た知見をもとに、各自が関心をもったテーマについて、さらなる文献調査、統計調査、現地調査に取り組みながら理解を深めるとともに、それをプレゼンテーションと報告書にまとめる作業を行うことを通じて、構想力・分析力・表現力を養う。 |
授業計画と内容 | 本演習は次のようなメニューから構成される。なお、本演習は2回生演習と合同である。 ①各回の担当者が『日本農業新聞』一週間分の記事を紹介し、最新の情勢を把握する。適宜、『日本経済新聞』等の記事と対比させ、食と農をめぐってマスメディアが果たしている役割について検証する。 ②グループ課題について、数次にわたって進捗状況を報告して受講者同士で議論を重ねながら、最終プレゼンテーション(と報告書の作成・・・未定)へとつなげていく。 ③農業・農村の現場を訪問し、食と農をめぐる問題のアクチュアリティを確認する。大学院東アジアコース科目「Field Research in Japan」と合同で実施する。留学生の目から見た「日本の農業・農村」理解に接することで、日本人学生にも新たな発見がもたらされることを期待している。 |
成績評価の方法・観点 | 出席と議論への参加態度をもとに総合的に評価する。 |
履修要件 | 農業・食料・農村をめぐる問題に関心を持っていることが必要条件。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 新聞記事紹介については、各回の担当者を決めて報告してもらう。グループ課題は必然的に授業外学習となる。その他の課題は必要に応じて指示する。 |
参考書等 |
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