演習(4回生)
JA | EN
科目ナンバリング |
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開講年度・開講期 | 2020・前期 |
単位数 | 2 単位 |
授業形態 | 演習 |
配当学年 | 4回生 |
対象学生 | 学部生 |
使用言語 | 日本語 |
曜時限 | 金4・5 |
教員 |
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授業の概要・目的 | 本演習では,「産業のダイナミクス」を主題に,日本,東アジア,ヨーロッパ,北米など先進国 ・成熟国や競争力ある工業国はもちろん,21世紀に入って存在感を高めたその他のアジアやアフリ カ,ラテンアメリカをも対象とし,世界的な視野で産業とその動態について比較検討します。国際 的な分業・競争の枠組みが,各国単位から,「地域」と地域間・地域内のネットワーク的関係に変 化してきていることに着目し,各地域の競争優位の源泉や競争力の動態について学習します。これ により多面的に経済を観る目を養うこと,世界的な視座を習得することが,本演習の目的です。 |
到達目標 | 歴史的な視点・思考法とは,1)構造と文脈(時代と地域,社会集団に固有の条件の組み合わせ) の重 視,2)複雑な相互作用のプロセスへの着目,3)社会的な主体(個人や組織)が持つ認識や行動 原理の 考慮の3点からなる,総合的で今日的なものの見方です。本演習では,この歴史的な視点・ 思考法 を,現代の経済現象や企業経営における諸問題に適用し世界を理解する能力の獲得を目指し ます。 また本演習の特徴は,高度な国際性です。世界の多様性と普遍性に関する十分な知識を踏まえ,日本語と英語の双方において複雑な社会的・経済的問題について論理的な議論を展開し,かつそれを文章においても表現する能力を習得することが,本演習の到達目標です。 |
授業計画と内容 | 〔演習の内容・主題〕 演習は,上記の主題に関連する文献の輪読と討論(日本語および英語による) を基本とします。 今日人々の意識を捉えているグローバル化は,世界規模で競争条件を均質にしつ つも,むしろ特定 の地域が持つ固有の競争力を浮かび上がらせています。本演習では,産業ダイナ ミクスの問題を, 産業論的・産業史的観点と,経済政策の観点から検討します。 〔計画〕下記の 内容で演習を予定しています。 1 産業ダイナミクスと地域の競争優位に関する文献の輪読・討議〔15回のうち10回程度を予定〕。 また随時グループ学習を実施し創発的な学びの場とします。 2英文誌 The Economistの記事を教材として用いた学習。 3 個別研究報告――各自で設定する主題に関して簡単な個別レポート作成と発表を行います〔15回 のうち4回を予定〕。 4工場見学――関西圏の工場ないしは経済関連施設訪問を予定。 詳細については下記URLを参照。 |
成績評価の方法・観点 | 方法・基準: 出席状況と授業参加の積極性,および個別レポート・発表の水準によります。 |
履修要件 | 自学自習の意思。海外への関心,社会に対する幅広い関心。 |
授業外学習(予習・復習)等 | 指定文献は,毎回の指定箇所につき演習開始までに必ず読んでおくこと。 報告担当が割り当てられた場合には報告レジュメその他の資料を用意すること。 演習の主題に関する学習・調査・論文等の執筆は基本的に自学自習による。これは演習の時間外に 行う必要があり,演習自体に要する時間の二倍程度の時間を確保すること。 |
関連URL |
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