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京都大学1回生 座談会 京大受験のホンネ

大学ジャーナル 5月号掲載予定
京都大学1回生 座談会 京大受験のホンネ

<参加者>


前澤 俊哉(理学部1年生 奈良女子大学附属高等学校出身)

熊切 俊祐(理学部1年生 浜松西高等学校出身)

前田 和輝(理学部1年生 兵庫県立神戸高等学校出身)

豊島 絹世(文学部1年生 四天王寺高等学校出身)

日下 千夏(文学部1年生 兵庫県立長田高等学校出身)

鷲尾 尚也(工学部1年生 甲陽学院高等学校出身)

尾崎 達哉(経済学部1年生 鈴鹿高等学校出身)

 

 

 

<座談会>

前澤: 志望校を決めたのは夏休みくらいです。第一志望でした。現役です。知り合いの個人塾で英語の過去問を添削してもらうのと、予備校へは冬期講習に参加しただけ。後は自分でやりました。もともとは情報系に進もうと思ったんですが、高校の物理の先生の影響で、物理に進みたいと考えるように。『シュレーディンガーの猫』を読んでとてもおもしろくて量子力学に進もうと。


奈良女子大附属はSSHに指定されていました。活動は先生がやらせるというより生徒主体で、クラブ活動みたいな感じでした。物理オリンピックでは一人予選を突破した仲間がいて、後はSSH指定校が集まる大会で優勝したり、個人的にグループがJSECとか日本学生科学賞なんかで優勝したりしています。


京都大学に進もうと思ったのは、SSHの先輩が代々京都大学理学部に進学していたのもありますし、家が奈良で近いこともありました。東京大学は進学振り分けがあるのでやめようと思いました。大学では自分の好きなことをやりたいと思ったので、中に入って単位のために勉強するのは嫌だなと。
熊切: 高校入学当初から京都大学志望。東京大学と京都大学を比べると、東京はごちゃごちゃしていて、自分自身人ごみがあまり好きではなく、京都は街が好きだったから。もともと理系科目が好きで、数学や理科に興味があったので、理学部を志望しました。

司会者 : 益川先生がノーベル賞を取ったことは頭の片隅にありますか?
熊切: ないですね。
前澤: ないですね。
熊切: もともと京都大学はノーベル賞を取った人がたくさん出ているので。

高校の頃は超ひも理論に興味がありましたが、今は脳科学に興味があります。単純に興味がうつったというか。一浪していて、(代々木ゼミで)気に入った予備校の先生の影響もあります。


僕は浪人してからは予備校へ通いましたが、現役時代は夏期講習などに行くだけであとは自分で好き勝手やっていました。

司会者 : 行きたい研究室を決めていますか?
熊切: 脳科学に関する授業でゼミ形式の授業があったんですが、その先生のところは面白そうだなと思います。海馬の研究で、このままいくと生物学科になります。

司会者 : 入る前と入った後で思っていたのと違ったことはありましたか?
前澤: オープンキャンパスも来ていません。先生にも学生にも変わった人が多いと聞いていたけどそうでもなかった。結構普通だった。授業には真面目に通っています。
熊切: 高校1年の時に学校でオープンキャンパスにきた。授業は前期は真面目に行っていましたが、後期は結構自分の好きなところばかり出ています。入る前と入る後とでは、やはり変な人が思っていたより少なく、結構みんなカタいなあと。規則なんて捻じ曲げてやるっていう人が結構いるのかと思ったら、意外とみんな遵守しているというか。授業もみんな結構出ている。先生も真面目に開講している。変な人ばかりなのを期待していたんですが。まあ授業やっていても黒板と会話しているような先生もいて、聞いていた京都大学とイメージがだいぶ違うなと。

司会者 : 変わった先生や学生がいるから京都大学へ行きたくないって学生は周りにいますか?
熊切: それはいません。

司会者 : 東京大学にいける成績なら東京大学へ行ってしまう子がほとんどかもしれませんが、それはなぜ?
熊切: お金の問題だと思います。東京大学には国から出る予算が多いからではないでしょうか。

司会者: 2人とも研究者になりたい?
熊切: 今のところはそう思っています。ただ食べていけるかどうか、シビアに天秤にかけていかないといけないと思います。
前澤: とりあえず研究者になるために勉強して、どこかでスパっとなれるかなれないか秤にかけて決めないと。
前田: 理学部へ来たのは、研究者という生き方をしたかった。それを目指すならここが一番かと3年の春に決めた。研究者という生き方が僕の性格にあっていると思って。文系より理系の方がよくできたこともあるかもしれない。しかし特にきっかけはなくて、高校時代にいろいろな経験をして、性格がかわっていくとともに…、徐々にそういう志向になったとしか言いようがない。


入る前は、もう少し真面目な人が多いと思っていたが、結構不真面目な人も多い。自分は真面目な方に入る。態度が悪いというか、一般的によくいう、ちゃらい人が多い。大学生だからそれでもいいけれど。ただ、何のために大学にいるのかわからないような人は困る。授業に来ない人もいる。もちろんそれはそれで家で勉強しているならいいと思います。勉強もせず授業にも来ていない人はどうかと思いますが。
豊島: 京都大学を目指したのは高校2年の夏休みくらいから。特にやりたいことが決まっていないので経済や法など特化したところではなく、いろんな分野を包括している文学部にしました。漠然と心理学を専攻したいと思っていますが、就職希望です。奈良県が実家で京都大学が家から一番近い国公立大学。東京へ行くという選択肢はなかった。


大学へ入ってからは、自由な人が多いなという印象を持っている。話してみるとすごく知識が豊富だったり、好奇心があって、授業だけでなく、いろいろなことに挑戦したり、興味の幅が広い人が多いと感じる。
日下: 前期は通学していましたが、後期からは下宿しています。下宿はすごく楽しい。 京都大学を意識したのは高校1年くらいで、最終的に決めたのは3年の夏くらいだったと思います。本を読むのが好きだったので、行くなら文学部かなと。将来の夢を探すために大学に入った感じで、将来のことはまだはっきりと決めていません。

司会者: 女性では目的意識をはっきり持っている人とそうでない人とどちらが多い?
豊島: 理系ははっきりしている子が多いけれど、文系は結構あいまいな子が多い。

司会者: 法学部へ行って官僚になるなどの選択肢は?
日下: 政治にはあまり興味がない…。

司会者: 下宿のいい点は?
日下: 京都という街がまずいいですし、学校が近いといろいろ融通がきく。サークルなどで学祭前の準備で遅くなっても終電を気にしないで済む。毎日授業へ出るのに精一杯で、人生についてはこれから考えたいと思います。授業は興味ある授業しか取っていないので、結構真面目に出ています。
豊島: 前期は運動科学など少し毛色の違うものも取っていましたが…、後期はほとんど文系ですね。
前田: 下宿は周りに人がいなくて落ち着けます。あまりうるさいのが好きではないので。(大学へ入るまでは周りに声が大きい人が結構いたので。)


神戸高校の総合理学科へは推薦で入りました。兵庫県ならどこでも入れます。高校受験では試験と面接がありました。総合理学コースの時は理科と数学だけでしたが、総合理学科になって、国語と数学と英語になって理科がなくなった。別に理科が不得意なわけではありません。
日下: 長田は普通科しかありません。

司会者: 豊島さんは中学受験ですね。
豊島: 小学校5年の時から塾に行って中学を受験しました。高校時代も結構強制された。大学は強制されない。
日下: 先入観を持たずに大学へ入ったのでギャップというのは感じませんが、豊島さんも言っていたように、教養が深いというか、いろいろなことについて考えている人が多いというのを感じます。同級生も先輩も。自分の視点を持っているのがすごいなって思います。
鷲尾: 工学部の電気電子です。桂キャンパスへは4年生から通います。(僕は桂に行ってもいいですよ。)京都大学を真剣に考えたのは高校3年くらい。中学受験の頃から一応そのあたりを考えていました。電気電子は就職率が一番いいと友だちが言っていたので選びました。6年やって就職しようと思っています。


入ったときから下宿です。小学校4年から塾へ行って、ずっと勉強してきたので、少し燃え尽き症候群というか、今のところ大学が最終ゴールみたいな感じを持っています。後期からは真剣に授業に取り組んでいます。電気電子は留年率も高く、出席はともかく、2回生からはかなり厳しいと聞いています。


単位は簡単に取れると思い、大学に入ってからはとりあえず遊ぼうと思っていましたが、そうはいきませんでした。
尾崎: 三重県で私立の中高一貫校に通っていて、今年は京都大学に3人来ました。工学部には2人入っています。
文系でしたが数学が好きだったので、それが使えるということで経済学部に入った。現に今はものすごく数学を使っています。ついていけなくて困るくらいです。高校時代は文系で、数学・Cをやっていません。ぜひ、京都大学の経済学部に受かった人は春休みの間に数・Cを勉強しておいた方がいいと思います。受験が終わっても勉強を続けてほしいですね。


将来は、金融関連や政府の機関、日本銀行に入れたら理想です。高校2年くらいから京都大学志望で、経済学部も同じ頃からです。金融を考え出したのは、大学に入ってから。ゼミは始まってはいませんが、入るところが決まっていて、先輩との関係作りを今からしていて、その先輩の話を聞いたりして意識するようになりました。ゼミには日銀の方も多いので。


受験生の頃は京都大学は天才が集まるところと思っていましたが、それほどでもない。ただ大学に入って遊んでいるような人もいますけど、きっと勉強したらできるだろうなと思わせる人は多い。やはり入っただけのことはあると思います。
鷲尾: 今までの人生における努力を積分すれば入れると思います(笑)。

司会者: 学校からオープンキャンパスへは?
鷲尾: 来ていません。
尾崎: 個人的には来ましたが、学校としてはない。親だけは張り切っていましたけど。
就職は、やはり厳しいらしくて、先輩でも商社とかに落ちたとか聞きます。
熊切: 学校から来ました。高校1年のとき。
豊島: 高校2年の夏。
日下: 高校3年の夏。

司会者: これから京都大学受けようという人とか受験生へのアドバイスとかありますか。
日下: 京都大学は二次試験の配点がすごく大きいけれど、センター試験も意外と大切だと思います。文学部は京都大学の中でもセンターの配点がかなり高く、私はセンターでいい点が取れて安心して願書が出せました。二次はかなり悪かったと思いますが、それで合格できたと思います。二次は文学部なのに得意だと思っていた国語が全然だめでしたが、今年は苦手な数学が簡単で一番よかったと思います。数学は過去問が全然できなくて、もう捨てようかなと思っていたのですが…。英語は普段通りです。
前田: 理学部に関してはセンターはいらないと思います。
前澤: 高得点取りたい人はやればいいけど、自己満足に過ぎない。僕は国語を200点取ろうと頑張りましたが難しかった。

前田: 親などは結構、センターの勉強をしろと言うけど、それを気にせずに二次を頑張ればいいと思います。
鷲尾: 僕はセンターがあまりにもできないから、配点の大きい二次で全科目満点を狙いにいきました。結果は7割くらいしか取れませんでした。工学部は二次の力の無い人が多く、二次で取れたら逆転できるだろうという感じでした。

司会者: 2年前くらいにできた国語は?
鷲尾: 工学部の人はみな点数を取れないと思うから、あまり関係ないと思います。二次対策で国語をやるぐらいなら他の科目に力を入れた方がいい。

司会者: 工学部でも国語力が大事っていうメッセージは伝わらない?
鷲尾: それは大事です。国語力がない人が多すぎるとはよく聞きます。僕もレポートの書き方などまだまだわかりませんから、他の学部の人にアドバイスしてもらったりします。
熊切: 国語の点が高かったからといって、レポートがうまく書けるともいえないと思う。大事なのはコミュニケーション能力や表現力ではないですか。国語を導入した意図もそこだと思う。筆者の考えなどを読み取って、それを自分の言葉で噛み砕いて答案に書く作業がコミュニケーション力につながっている、やはり京都大学だから、将来世界に対して発信していかなければならないことも多いでしょうから、そういうコミュニケーション力を身につけておかないといけないと思う。

司会者: プレゼンテーション力。そういうのが測れる試験ならいいってことですか。
熊切: そうです。

司会者: ただ現状はそうでもないと。
熊切: はい。ただ結局総合点で決まるから、国語がゼロ点でも、他が満点なら通る。
尾崎: 他の学部はわかりませんが、センター試験の配点は大きくもないし小さくもないのでやっておいて損はない。二次試験はどれも大事ですけど、特に大事なのは数学。理系だと最低点と最高点がかなり違うと思いますが、経済学部だとその差は30~40点です。今年の最高が560点ぐらいだと、最低で520点とかです。数学は1問30点ぐらいですから、今年のように簡単だと、それでつまずくと、いくら社会などで頑張っても1問1点だからなかなか追いつけない。それなら数学1問30点をきちんと取った方がいい。よく言われることですけど、みんなが落とさないところは絶対落としてはダメ。特に今年の文系の問題は基本的な問題が多かったので、あれを落とすと厳しかったと思います。
前澤: 進学校ではない学校に通っている人でも、少し頑張れば入れるということを言いたいです。しかも予備校に行かずになくても独学で。僕の場合、数学・Cはほとんど独学。有機化学と無機化学もほぼ独学です。大学受験は参考書が充実していて、しかも安いから、予備校へお金を払うよりも安くいける。いい参考書の情報をきちんと自分で集められれば大丈夫だと思う。


おすすめは色々ありますが、英語なら英文解釈は『ポレポレ』、英作なら竹岡広信さんのもの。数学は『1対1』、『入試の核心』?もいいですよ。化学は『重要問題集』、『有機化学演習』。物理はいわゆるナン系、『難問題とその系統とその解き方』。こういう情報はネットにもありました。
尾崎: 成績が不振にならない限り、ネットはあまり見る必要はないと思う。過去の先輩の勉強方法なども、成績が上がらない時はやり方が間違っていることもあるから見てもいいと思いますが。僕は最初からずっと合格圏にいたので自分のやり方を続けました。予備校とかにも行っていないですし。ただ成績が上がらない場合は色々活用した方がいいかもしれない。
前澤: 勉強について語り合える仲間を作っておけ、といいたい。
尾崎: 競う仲間っていうのは必要です。僕らの学校からは京都大学へ3人来ていますが、理系と文系で受ける科目も全然違う。それでも成績表なども普通に見せ合っていました。負けたくない相手を作っておいて損はないと思う。
前澤: 僕も同感です。理系は僕一人で他は文系でしたが。医学部を目指している子とかとも話をしていました。負けたくないというより模試の成績どうだったかとか、独学する上でどんな参考書がいいかなどの情報交換をしていた。

司会者: 負けて悔しいとかあるの?
前田: 僕の場合は負けたくないというより、ベストを尽くして、結果として相手よりできていたらうれしいし、負けていたら悔しいという感じ。競争している感じではない。
熊切: 勉強は自分のためにするものだと思っているので、相手のことは関係ない。自分の興味のあることに対してはどん欲に知識を摂取していきたいというのはありますが。
鷲尾: イメージしなければならないのは、常に最強の自分だと思います。弱気になったらダメってことですかね。
豊島: 私も進学校だから、学校でやっていることをやっていたらいいと思って塾に行かないと決めていました。しかし周りはほとんど塾に行っていました。私は学年で5番以内に入るとか目標を決めて、毎回それに入るように学校の勉強を頑張っていました。
日下: 一浪していますが、私も現役の頃は予備校などへは行ったことはありません。しかし予備校の1年はすごく新鮮で、周りに一緒に頑張っていける人がいっぱいいるというのはすごく心強かったです。模試の時には競争相手になりますけど、普段は弱気になった時に相談したり、一緒に気分転換したりとかできるので。そういうのも大切だと思います。


うちの学年はすごく浪人が多くて、半分が浪人していた。最近は浪人も減っていないと思います。私も現役の時は京都大学だけで私学はまったく受けず、ダメならもう1年頑張ろうと思っていました。自分がいいなら私学でも全然構わないと思いますが、妥協しない姿勢は大事だと思います。
熊切: 僕は慶應義塾大学を受けて通りましたが、入学金は払いませんでした。
日下: 仮面浪人しようかな、と言っていた人もいましたが、予備校の先生も仮面浪人はしない方がいいと。周りでしている人は見かけませんでした。
尾崎: 僕の大学の友だちは3人、他の大学に行っていたみたいです。慶應義塾大学から京都大学に来た人も2人。

司会者: 京都大学に来てよかったなと思うことは?
熊切: 環境がよいところ。京都の街の良さもありますが、話せる仲間がいるということです。みな話したいことをわかってくれるし、こっちも相手のいいたいことがわかる。色々話し合えるのがよかったです。先生についてはまだわかりません。
前田: 先生についてですが、一般教養では、ご自分の研究分野と違うため、熱心な方もいるけど、あまり熱が入っていないという先生も多い。専門の教科では、特に理系の先生などは授業に関係なくても自分の研究しているところを、とても熱く語ってくれます。何かに夢中になっている姿はとても魅力的ですし、自分も研究者になりたいなと思ったりもする。1回生でもそういう授業が少し取れますから、そういう先生に出合えたことはいいと思います。
前澤: 理学部限定になりますが、自主ゼミがずいぶん頻繁に開かれていて、勉強に対して意識の高い人が集まります。他の大学ではあまりされていないんでしょうか。興味があれば上回生向けの講義にもどんどん参加できます。
熊切: 自主ゼミというのは生徒が勝手に、参考書とかもってきてやるものです。
前澤: 今は参加していませんが、春休みに流体力学をやろうと思っている。今も知り合いが何人かやっています。最近、TAをつけてくれる自主ゼミが理学部であるようですが、先生にはなかなか頼めないかもしれません。
鷲尾: 京都大学には変人が多いと聞いていて、自分は没個性的な感じになると思っていたんですけど、意外とそうでもなくて、今ではクラスで少し浮いている感じです。高校には結構変な同級生も多かったので、普通に高校のつもりでいくとギャップがあります。
前澤: 僕も高校の方が変人が多かった。
鷲尾: 子ども心を忘れてしまっているんでしょうか。
豊島: 京都は美術館などがたくさんあっていいです。授業やサークルの帰りによく行きます。
熊切: 紅葉の季節は神社巡りをしました。
日下: 京都大学はどの分野においても研究の最先端を知ることができるのがいいですね。資料なども揃っていますし、私にはよくわかりませんが、先生方もそれぞれの分野の中ですごく著名な方が集まっていて、そういう方の講義を聞けるのはすごくいいことだと思います。

司会者: 高校に出前講義などで京都大学の先生が来たとかはない?
鷲尾: ない。
前田: 京都大学以外の先生なら結構頻繁にきていました。僕はその先生のところへ行こうとは思わなかったけれど、そう考えた子もいたかもしれません。
前澤: 特別講義という形なら結構ありました。

司会者: 受験勉強のモチベーション上げるのに役立ちますか?
前田: 高校より先の大学で学ぶことについても話していただけるので、高校での勉強を俯瞰できるかもしれません。
熊切: 地元の大学と提携した総合学習の時間がありました。確かに受験勉強とは直接関係なくても将来の勉強に対する意欲を高めてくれたり、大学に入ってからも役に立ったりもしている。僕は浪人の夏休みにはほとんど勉強せずに図書館でずっと本を読んでいましたが、それが今になって役に立っていたりしますから、京都大学を目指すのだったらあまり勉強、勉強で入って欲しくないです。直接受験につながらないようなところから興味を持って、そのついでに勉強して京都大学に来ちゃったという人が理想です。
鷲尾: 僕はネームバリューをもらいに来ただけです。
尾崎: 僕もそういうところもあります。就職のこともあるし、親もそれを望んでいますし。やはりできるだけ上の大学に行きたいというのはありました。