疫学コア

授業の特色
専門職大学院の一つである、医学研究科社会健康医学系専攻の大学院生を対象とした講義です。臨床研究を含む社会健康医学における基本である疫学に関する系統講義を行います。

 

授業の紹介
本コースは医学研究科社会健康医学系専攻の必須科目のひとつです。疫学は「特定の集団における健康に関連する状況あるいは事象の分布あるいは規定因子に関する研究、また健康問題を制御するために疫学を応用すること」であり、病気の原因(危険因子)や予後、その予測因子を明らかにする医学研究の一分野です。臨床研究を含む社会健康医学(パブリックヘルス)領域において最も基本となる考え方、方法論を提供するものです。

本コースの学習到達目標は下記の通りです。

  1. 疫学の基本的考え方、方法論を理解している。
  2. 疫学で用いる用語、概念に習熟している。
  3. 疫学の方法論を臨床、研究、健康政策に活用できる。

講義詳細

年度
2010年度
開講部局名
医学研究科
教員/講師名
福原 俊一(医療疫学)
川村 孝(予防医療学(保健管理センター))
中山 健夫(健康情報学)
森田 智視(医療疫学)

※一部臨床疫学等で症例立脚型学習を用いる。

シラバス

授業形態 講義形式
教員
主担当教官(コースデイレクター)
福原 俊一(医療疫学)

担当教官
川村 孝(予防医療学(保健管理センター))
中山 健夫(健康情報学)
森田 智視(医療疫学)
授業の概要・目的
社会健康医学の基本的方法論としての疫学の考え方と知識を学ぶ。
社会健康基礎スキルを選択する学生には、このコースの履修が求められる。
到達目標

  • 疫学の基本的考え方、方法論を理解している。

  • 疫学で用いる用語、概念に習熟している。

  • 疫学の方法論を臨床、研究、健康政策に活用できる。

授業計画と内容

  • 第1回 4/15 3限 イントロダクション

  • 第2回 4/22 3限 疫学指標 (1)(疾患の頻度、分母の重要性、要因とアウトカム指標)

  • 第3回 5/13 3限 疫学指標 (2)(リスク、相対危険度、寄与危険、絶対危険減少)

  • 第4回 5/20 3限 さまざまな研究デザイン

  • 第5回 6/3 3限 エコロジー研究

  • 第6回 6/17 3限 コホート研究、ケースコントロール研究 (1)

  • 第7回 6/24 3限 コホート研究、ケースコントロール研究 (2)

  • 第8回 7/1 3限 疫学研究における倫理指針、コホート研究とケースコントロル研究(応用編)

  • 第9回 7/8 3限 介入研究

  • 第10回 7/15 3限 臨床疫学 (1)(診断、スクリーニング)

  • 第11回 7/22 3限 臨床疫学 (2)(治療、予防)

  • 第12回 7/29 3限 テスト


福原俊一教授(コースディレクター・医療疫学)、他に川村孝教授(予防医療学・保健管理センター)、森田智視講師(医療疫学)、非常勤講師による講義を行います。今回提供した資料は中山健夫(健康情報学)が担当した2回分の講義です。
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