情報学展望1, 2015

第1回 4月10日 「情報の安全性」 岡部 寿男 教授

授業の概要・目的
IT革命以降、社会はますますインターネットへの依存を深めている。インターネットはデジタル機器間の情報の流通を極めて高速に安価に行うことを可能にし、コンピュータによるネットワーク接続を身近で手軽なものにした。一般市民の利用が広がるに従い、インターネットは電子政府・自治体や電子商取引など重要な分野でも使用されるようになった。しかし、このことは同時にインターネットの持つ脆弱性に多くの人をさらす結果となっている。本講義では、インターネット上の脅威からユーザを守るために使われている基本的な技術と、実際にありうる脅威、その対策について講述し、技術面から社会現象、法整備まで多岐に渡る内容の紹介を通じて、情報セキュリティの基礎を概観し、受講者間のディスカッションも交えながら、理解を深める。

講義詳細

年度・期
2015年度・前期
開講部局名
情報学研究科
使用言語
日本語
教員/講師名
岡部 寿男(学術情報メディアセンター 教授)
上田 浩(学術情報メディアセンター 准教授)

シラバス

開講年度・開講期 2015年度前期 授業形態 講義
配当学年 1回生以上 使用言語 日本語
教員
学術情報メディアセンター 教授 岡部 寿男
学術情報メディアセンター 准教授 上田 浩
授業の概要・目的
IT革命以降、社会はますますインターネットへの依存を深めている。インターネットはデジタル機器間の情報の流通を極めて高速に安価に行うことを可能にし、コンピュータによるネットワーク接続を身近で手軽なものにした。一般市民の利用が広がるに従い、インターネットは電子政府・自治体や電子商取引など重要な分野でも使用されるようになった。しかし、このことは同時にインターネットの持つ脆弱性に多くの人をさらす結果となっている。本講義では、インターネット上の脅威からユーザを守るために使われている基本的な技術と、実際にありうる脅威、その対策について講述し、技術面から社会現象、法整備まで多岐に渡る内容の紹介を通じて、情報セキュリティの基礎を概観し、受講者間のディスカッションも交えながら、理解を深める。
授業計画と内容
第1週目の講義概要の説明に続き、以下のような課題について、1課題あたり1~2週の講義を行う。
(岡部/2回 講義) : 暗号と認証
(上田/2回 講義) : Webシステム
(上田/1回 講義) : マルウェア
(岡部/1回 講義) : 無線ネットワーク
(岡部/1回 講義) : トレーサビリティとプライバシー
(岡部/2回 講義) : サイバー法と情報セキュリティ
(岡部/1回 講義) : 住民基本台帳ネットワーク
(上田/2回 講義) : 情報セキュリティマネジメントと個人情報保護・IT危機管理
(岡部/2回 講義) : 著作権と個人情報保護
(岡部/1回 講義) : リスクマネジメント
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